“トチの木(Horsechesnut) 1870-2009 忘れません!” (木のあった場所にそえられていた手紙とキャンドル、そしてトチの実…)
約1週間ぶりにトリニティー・カレッジ(Trinity College, Dublin2)へ行ってみると、ナッソー通り(Nassau Street)のエントランスにいつもあったトチの巨木がない!

ここにあったはずの大木が…
アイルランドでガイド業を始めてからというもの、何度通ったかしれないトリニティー・カレッジ。
お客様と一緒に、いつもこのトチの巨木の下を通ってキャンパスに入場していました。
5月の花の時期には「これがマロニエの花ですよ」とご案内し、ナッソー通りでフリータイムがあるときは「あのトチの巨木の下で待ち合わせしましょう」と目印に。
お客様も皆さん、「大きな木だな~」と仰ぎ見ていらしたものです。
その木がなんと、切り倒されてしまった!
可哀相に、切られたものであろう枝が痛々しく脇に置かれていました。

オールド・ライブラリーの顔見知りの係員に事情を聞いたところ、あまりにも大きくなり過ぎて、基壇部分のコンクリートが支えきれなくなってしまったそう。このままで危険だということで、切り倒されてしまったそうです。
樹齢140年の大木だったのに。なんとも残念でなりません。
トチの木のないナッソー通りの景色に慣れるのに、しばらく時間がかかりそう…。
夏休み明けに戻ってくる学生さんたちも、さぞかしびっくり、そして残念がることでしょうね。
- 関連記事
-
コメント