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アイルランドの西の果て、ブラスケット諸島へ

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ブラスケット諸島のアザラシたち…!

ヨーロッパ最西端の岬ディングル半島のさらに西にある、ブラスケット諸島(Blasket Islands, Co Kerry)。
一度は行ってみたいと思っていた最果ての島ですが、先日ディングル半島を訪れたときに思いがけずそのチャンスがありました。

大小合わせて6つの島々からなるブラスケット諸島のうち、いちばん大きなグレート・ブラスケット島(Great Blasket Island)が定期ボートで行くことの出来る島です。

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ボート乗り場へと下る坂道。有名な「ヒツジの渋滞」の絵葉書の場所です!(アイルランドを旅した方はどこかで見たことがあるはず…!)

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島へ行くボートは接岸しないので、タグボートに乗って乗船

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約20分のボートトリップで島に到着。こんな急な崖をのぼって島へと上陸します

グレート・ブラスケット島は、12kmx6kmという小さいような大きいような島で、1953年に最後の島民が本土に引越し無人島になってしまいました。
現在は島には5件の家があり、夏の間は宿泊も可能なようですが、かつての村も廃墟になったまま現存しています。

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かつて暮らした島民の亡霊が見え隠れするような廃墟の村…

ブラスケット島にもビーハイブ(Bee Hive=蜂の巣型の祠)がありました。

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このビーハイブ、上に木が生えてしまっているのがなんともユーモラス!

ディングル半島、スケリッグ・マイケルなど、アイルランドの中でもこの地域にのみ見られる石造りのこの祠は、先住民族が海からの攻撃から身を守るために建てたものであると言われていますが、その起源は定かではありません。
キリスト教の時代には隠遁生活をする修道士の住処となり、その後は土地の人々によって倉庫代わりに使われていたことも。

帰りのボートまで数時間あるため、島内をミニ・ウォーキングしながら、ビーチを目指します。
ビーチに見えるこの黒い点々、一体ナンだと思われますか…?

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なんと、遠景から見えていた黒い点々の物体は、アザラシの群れだったのです!
何百頭というアザラシが気持ち良さそうに浜辺でごろごろしている様子は圧巻。

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いっせいに躍り上がったアザラシたち…!

アザラシを眺めながら、浜辺でピクニック・ランチ。
あんまり気持ちが良かったので、思わずごろりと横になり、空を仰ぎ見ながらウトウトしてしまいました。

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いつの間にか撮影されていました…

大昔から変わらぬアイルランドの原風景が、そのまま閉じ込められているようなブラスケット諸島。
かつては多くの人々が生活していたこの島ですが、今は野生の鳥やアザラシ、野ウサギのものになっています。そんな中にしばし身を置いていると、昔のアイルランド人がどんなことを考え、どんなことを感じていたのかが、おぼろげながら分かるような気がしてきたいのでした。
最果てのディングル半島より、さらに果てへと行ってみたい方、ブラスケット諸島へぜひ。

※グレート・ブラスケット島へのボートはこちら→Blasket Islands Ferry

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コメント

YUKIKO

毎日お昼休みに楽しませてもらってます。
スケリッグ・マイケルには行ったけど、ブラスケットにはまだ行ってません。すごく行きたくなりました!以前ディングルに行ったときは大雨でした。

coco

ちょうど1年前ブラスケット島に行ったので懐かしいです。その時は浜辺にベビーアザラシが1頭いて親が海から覗ってました。私は船を降りて島を一望しようと船着場から見える丘の頂上を目指したら、島は前方後円墳みたいに奥行きがあるんですね。でもお天気に恵まれてそこからの眺めも最高でした。島巡りのクルージングでイルカと並走したり楽しかったなぁ…私も記憶が薄れないうちにブログに書かないと…それから次は絶対マーフィーズのアイスクリーム屋さんに行かないとですね♪

もう1人のcoco

5番目の写真は、アイルランドのイメージそのままですね。
5軒の家は、漁業でもしているのですか??
ナオコさんは隅から隅まで、行かれてますね。
いや~~凄いです。

naokoguide

YUKIKOさんへ
いつも見てくださり、ありがとうございます!今度はぜひ、お天気のいいディングルへ行けるといいですね。
私はスケリッグ・マイケルは上陸できたことがないので、この夏はぜひ…と思っています!

cocoさんへ
子供アザラシ、可愛いですよね~。一日中でも眺めていられそう。
マーフィーズは、ディングル店にはギネス風味がありますよ♪

もう1人のcocoさんへ
そうなんです、まさにアイルランドの原風景を見た思いでした。
ブラスケットには常時住んでいる人は今もおらず、5件の家は、①セーターを編んでいる女性の家(半年くらいをここで暮らしているらしいです)、②ホステル、③カフェ…といった具合です。いずれも昔の家の廃墟を修繕したものです。
非公開コメント

naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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