先日、
http://blog-imgs-31.fc2.com/n/a/o/naokoguide/20090408045507d9d.jpg" target="_blank"><img src="
http://blog-imgs-31.fc2.com/n/a/o/naokoguide/20090408045507d9ds.jpg" alt="ballindoon3" border="0" /></a>" target="_blank" title="キャロウキール(Carrowkeel, Co. Sligo)へ行く">キャロウキール(Carrowkeel, Co. Sligo)へ行く途中、野にたたずむ廃墟の教会を見つけたので立ち寄ってみました。

バリンドゥーン小修道院(Ballindoon Priory, Co. Sligo)、1507年建立のドミニコ会の修道院
蔦が絡まる石壁、ケルティック・クロスが乱立する墓地、鮮やかな黄スイゼン…と、なんともフォトジェニックな廃墟。
案内板に書かれていた通り、中へ入ってみると、ゴシック期の見事なアーチが残っていました。

墓地の黄スイセンはよく似合います

トリプル・アーチなのですが、2層しか写真におさめることが出来ず残念
このアーチの上階へ行くには外付けの階段から…と書かれていたので、周囲を見てみると、こんな石段を発見。

教会の外壁にこんな仕組みがあるのは珍しいです

早速石段に上ってみると、アロウ湖(Louch Arrow)が一望のもとに…。修道僧たちが瞑想生活するには最高の場所

ちょっと妖精の気分でコンニチハ。石段の最上階から建物内部へ入るところが崩れているので、ちょっとコワイ…
英国の宗教改革以降、この地域のドミニコ会の教会はほとんどが破壊されました。
バリンドゥーン小修道院は幸いにも破壊をまぬがれ、18世紀まで地元の人々に使用され続けていたようです。
教会内部に何か彫刻が残っていないか探してみたのですが、見つかったのはこれだけ。

外付けの石段からのみアクセルできる、2階部分にありました。トレジャー・ハンティング好きの友人は、これぞ宝のありかを表すサインに違いない…!と、あれこれ意味を解読しようとしていましたが…、私にはビスケットの抜き型に見えました(笑)。

2階部分より見下ろす眺め。ゴシック・スタイルの窓が美しく残っています
案内板に「Priory」と書かれていたため「小修道院」としましたが、雰囲気としては、これぞ「僧院」と呼びたいところ。中世の僧院でのさまざまな物語が浮かんできそう…。
そんな想像の中から友人がひらめいた推薦図書は、英国人作家ケン・フォレット(Ken Follett)のベストセラー小説‘The Pillars of the Earth(邦題は『大聖堂』)’。
日本語で読みたいと思いAmazonで注文したところ、中3日で届いたので驚きました!
続編も含めて文庫6冊、読書のイースター…となりそうです。
☆行き方…アロウ湖の東岸。ボイル(Boyle, Co. Roscommon)からN4号線をスライゴ(Sligo)方面へ向かい、Lough Keyの方へ右折。湖を右手に見てしばらく走り、その後、Lough Arrowの方へ左折。しばらくすると道路の左側にバレンドゥーンが見えてきます。
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