数週間前より始まったラグビーの
シックス・ネイションズ(Six Nations Championship=六カ国対抗)ですが、今年のアイルランド・チームはすごいです!
本日ダブリンで行われた対イングランド戦に見事勝利を収め、3勝をあげたアイルランド。
これで出場6ヵ国のうち全勝優勝の可能性があるのはアイルランドのみとなり、61年ぶりのグランドスラム達成に大きな期待がかけられることとなりました!

必死でボールを押さえて苦しそうなキャプテンのブライアン・オドリスコル。最終スコアは14-13でした(
RBS 6 Nations Official Websiteより)
いまだラグビーのルールについてはよくわかっていない私ですが、それでもアイリッシュ・ラグビーは面白い。
本日の対イングランド戦はクローク・パークでの試合とあって、ラグビー・ファンのみならず、注目すべき一戦。2年前のあの歴史的な大勝利が思い出されて、国歌斉唱からもうウルウルしてしまいました。
(過去ブログ参照:
6ネイションズ、対イングランド戦に向けて!/
対イングランド戦の大勝利!/
対イングランド戦の勝利に思うこと)
クローク・パークのジンクスとでも言えましょうか、勝利の女神はやはりアイルランドに微笑んでくれてたのですが、試合そのものは苦戦。見ているのが辛くなるようなタフなものでした。
アイリッシュ・ラグビーの貴公子ともいえるイケメン・キッカーのローナン・オガラ(Ronan O'Gara)が、今日はどうしたことか、シンプルなゴールをミスしてばかり。
完全にアイルランド優勢のゲームでありながらなかなか得点に結びつかず、それでもこのまま逃げ切りか…と安心しかけたラスト10分で、イングランドがまさかのトライ。1点差となり、最後の数分は、ひたすら「早く終わって~」と祈っていました…。
(あれで負けでもしたら、ローナンが自責の念で苦しむのではないかと、気の毒でたまらず…)
一方、キャプテンのブライアン・オドリスコル(Brian O'Doriscoll)の今日の働きぶりはすごかった。
世界一の名センターと言われるオドリスコルは、そのスキルはもちろんのこと、見せるときにちゃんと見せることの出来るスター性満天の選手。しかし今日のオドリスコルは、なんと言いましょうか、そういったものを越えたガッツと、円熟したパワーをかもし出していたのでした。
ローナンがミスしたのをカバーするかのようにポーンと決めたゴール、イングランドの選手に何度も跳ね飛ばされ頭を押さえながらもポジションに戻っていく姿、誰も突破出来ないイングランド勢の壁をほとんど気合いで突撃して押し込んだトライ…。これぞ、いざという時に「働く」ことの出来る男…です!
ちなみに、私が見るのが好きな選手は、ピーター・ストリンガー(Peter Stringer)。
彼は最近、終わりの15分くらいしか出てこなくて残念なのですが、ラグビー選手としては小柄な彼が出てきたボールを拾って投げる姿は最高。ラグビーではない、何か別のものを見ているような気がしてきます。
前回の対イタリア戦では、目の前にポロリと出てきたイタリア人選手の腕をこっそり踏んづけていました。(笑)
6ネイションズのアイルランド戦は、残すはアウェイでの2試合、対スコットランド(3月14日)と、対ウェールズ(3月21日)。
グランドスラム達成…になったら本当に嬉しいけれど、選手たちのプレッシャーも相当なものでしょうから、あまり騒ぎ立てることなく、彼らを信じて善戦を祈りたいと思います!
※6ネイションズの各試合は、日本では
J-Sportsで生中継されます。(深夜になることが多いですが…)
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コメント
アンナム
それも親心のような心情でね。
2009/03/01 URL 編集
naokoguide
昨日の試合があまりにも手に汗握るものだったので、思わず熱く語ってしまいました。(笑)
私のお気に入りのストリンガーのプレイを、ぜひぜひお見せしたいわ~。(かなり面白いのです!)
2009/03/01 URL 編集