アークロウ(
Arklow, Co. Wicklow)へボートを見に行く友人に付き合って、一緒に出かけてきました。
アヴォカ川(Avoca River)の河口に開けた港には、漁船らしきボートがいっぱい。その中に、変わった形の巨大な船を発見。

お役目ご免となったLightship、すなわち灯台船です!
灯台船というものがあることは知っていたものの、近くでこうしてよくよく見るのは初めてのことでした。
船に詳しい友人の話によると、灯台船は水深が深すぎて灯台を建設できないところで使用され、エンジンは持たず、錨で固定されて浮いているだけ。
海上に浮かぶこの船に、かつては灯台守が住んでいたそうです。
海に浮かぶ灯台なんて、なんだかとってもロマンチックなイメージ。
思わず、私も灯台守になりたい~などと口走ってしまったのですが、海が荒れるとぐらぐら揺れて、海上で逃げ場もなく、誰もやりたくないような仕事だよ~と友人に言われ、思っただけで気分が悪くなりそうに…。
そういえば、私は船に弱いのでした…(笑)。
のちほど調べてみたところ、これはスキューア号(Skua=「トウゾクカモメ」という野鳥の名)と素敵な名前の船で、2004年に44年間にわたる灯台の役割を終えたとのこと。(
HP参照)
引退後、ここアークロウにて余生を送っているスキューア号は、第2の人生を求めて、買い手を待っているところ。(もしかしたら、すでに買い手がついているのかもしれません)
ちょっぴり幽霊船のようなレトロな姿は、やはりロマンを感じさせるものがありますよね。
ここで働いた人々、見てきた船や海のこと、起こった事件などなど…数々の無言のストーリーをひしひしと感じたのでした。
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