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ビクトリア時代の夢の邸宅、ティナキリー・ハウス

先日のTV撮影の仕事で、スタッフの皆さんとご一緒に、カウンティー・ウィックロウの人気マナーハウス、ティナキリー・ハウス・ホテル(Tinakilly House Hotel, Co. Wicklow)に宿泊させていただきました。

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ティナキリーとは、アイルランド語で「森の家」の意(Ti = house, na = of, Coille = wood)

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広い敷地内には、古くからの大木がたくさん

カウンティー・ウィックロウにはこの手のタイプの人気マナーハウス・ホテルが数多くあり、素朴な旅篭風、ファームハウス風など、それぞれ味わいが異なります。
中でも、ここティナキリー・ハウスは、品の良い落ち着いたお屋敷感…をもっとも味わうことの出来る場所。

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正面玄関を入ると、大きな暖炉とクリスマス・ツリーが。このお隣りのやはり暖炉のある素敵なお部屋で、桜庭一樹さんのトークの撮影を行いました

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メインハウスの客室へ続く大きな階段が素敵

ティナキリー・ハウスは、19世紀後半、ウィックロウ・タウン出身の海軍大尉ロバート・ハルピン(Robert Halpin)の屋敷として建てられました。
キャプテン・ハルピンとして知られる彼は、19世紀の最も優れた航海士として歴史に名を残す重要人物。
当時、ヨーロッパとアメリカの間に、大西洋横断電線が盛んに設置されており、その電線設置に当たったグレート・イースタン号(The Great Eastern)の船長として活躍した人です。
(世界初の大西洋横断電線は、カナダ-アイルランド間。先日私が太古の四足動物の足跡を見に行ったバレンシア島が、ヨーロッパ側の最初の発信所でした)
ティナキリー・ハウスは、その功績を称え、英国政府よりハルピン船長に贈られた奨金によって建てられたもの。約10年の歳月を費やし、1883年に完成。ビクトリア時代のロマンのつまった、夢の大邸宅なのです。

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客室は、どの部屋もとってもスペーシャス。私の部屋からは、窓の向こうに海が見えました

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広々としたバスルーム。シンクが2つも

ティナキリー・ハウスのもう一つの話題は、2005年5月、日本の天皇皇后両陛下がダブリンにお見えになられた際、ここのレストランでお昼食を召し上がられたこと。
私たちも同じレストランでディナーをいただき、楽しい夜を過ごしました。

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デザートのチョコレート・フォンダン(私の大好きなデザート!)。あまりにおいしくて、この日はお食事の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。よろしかったら過去ブログをご参照下さい→天皇陛下のランチタイム

昨年、ティナケリー・ハウスが大手のマネージメント会社に買収されたというニュースを聞いたときは、ああこれで昔ながらの良さがなくなってしまうのかしら…と心配しましたが、そんな心配は不要だったようです。
相変わらず、ホテルのスタッフは感じがよく、お食事もおいしい。適度にカジュアルで、田舎くさい感じも変わらず。
来るたびにほっとさせられる宿のひとつです。

Tinakilly House Hotel
Rathnew, Co. Wicklow.
Tel: + 353 (0) 404 69274


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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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