ダブリンのオコンネル・ストリート(O'Connell Street, Dublin 1)のクリスマス・ツリーが、今年から新しくなりました。

高さ18メートル。過去にアイルランドに立てられたツリーの中でいちばん高いものだそう(GPO前)
ガラスで出来たおしゃれなこのツリーは、フランス製。Blanchereという、エッフェル塔のライトも手がけた会社による、発光ダイオードを使用したエコ・フレンドリーなツリーなのだそうです。
週末には華やかに点灯式が行われ、今年はもうライトアップが始まりました。赤、青、緑の3色に代わる代わる点滅するようです。
ダブリンの目抜き通りに、外国製のクリスマス・ツリーを立てるなんて…という批判もあるようで、そういわれてみれば、オコンネル・ストリートを横切るLUAS(路面電車)もフランス製、街にあふれるショップの多くはUKのチェーン…と、ダブリンのシティーセンターは、今やとってもヨーロピアンな雰囲気。
首都にアイリッシュネスが欠けている!という意見もあるようですが、ダブリンだけがアイルランドなわけではないので、私としては、これはこれで素敵かな…と思って楽しんでいます。
ひとつだけ、ちょっと象徴的でアイロニックだな~、と思わざるを得ないことは、アイルランドは実はクリスマス・ツリーの産地であるということ。
気候的に温暖なこの国では木の育つ速さが速いので、植林されたトウヒの若木を、クリスマス・ツリー用にスカンジナビアの国々に輸出しているのです。
メイド・イン・アイルランドの木はよそへ行って、ここにあるのは外国製。モノゴトって、なかなかシンプルにいかないものですね。
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コメント
gon
2008/11/14 URL 編集
naokoguide
自分の覚え書きに…というくらいの軽い気持ちで始めたブログですが、gonさんのように感じてくださる方がいらっしゃると思うと、本当に励みになります。お役に立てて嬉しいです。
ホウスやアラン諸島で、どこかですれ違っていたかもしれませんね!
スイスでの生活も、楽しく充実したものになりますように。こちらこそ、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
2008/11/18 URL 編集