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ケア城とスイス・コテージ(ティペラリー旅行6)

カウンティー・ティペラリーの歴史遺産としては、ロック・オヴ・キャシェルが有名。しかしガイドである私たち、キャシェルにはさんざん行っているので、今回の日程にはあえて含めず、近くのケア(Cahir)をじっくり見学したのでした。

キャシェルに近すぎるためか見落とされがちなケアですが、実は歴史的価値が大変高い町。ここの2大名所は、シュア川のほとりに築かれた中世のケア城

cahircastle


そしてオーモンド泊の夏の別荘スイス・コテージ

swiscottage


ケア城は城の専門ガイドの詳しい解説を聞きながら見学。中世の城独特のさまざまな防衛上の仕掛けがよく残っていました。
面白かったのは「中世式ドライ・クリーンング」の話。衣服の上に羽織るローブをトイレの真上に吊るして、のぼってくるアンモニア・ガスで消毒したそうです・・・!

スイス・コテージへは、シュア川に沿った森の中の気持ちのいい道を歩いて行くことに。約25分の散歩道、地元の人々が犬を連れて歩いているのに何度も行き会いました。

冬季は通常クローズしているスイス・コテージですが、ガイドの研修ですと事前にお願いしたら、特別に開けて下さいました。こういう融通が利くのが、アイルランドのいいところ。

スイス・コテージは、17世紀頃からヨーロッパの貴族たちの間で流行った田舎暮らしごっこの代表的なもの。フランスのマリー・アントワネットのアモーの山荘のようなものです。
いくら田舎風とは言え、やっぱりお金持ちの別荘ですから、藁葺き屋根の分厚いこと!

swiscottage2


アイルランドでは、当時キルケニーを本拠地とするオーモンド伯バトラーが王にも匹敵する権力をにぎっており、ケア城もスイス・コテージも、この近辺の城・屋敷はほとんどと言っていいほどバトラー家の所有物でした。

デザインしたのは、イギリス人の建築家ジョン・ナッシュ・・・というのはアイルランドにありがちなホラ吹き伝説。ブライトンのロイヤル・パビリオンで知られる建築家ナッシュですが、実際にケアに来たという記録はないみたいです。

ここでカメラの電池が切れてしまい、内部の撮影が出来ませんでした。残念。「田舎風」がテーマだけあって、鏡のフレームから家具の足に至るまで、何もかもが小枝だのツタだののデザインで、そのインチキ度(それが高価だったわけですが)が可愛い、私好みコテージでした!

★ガイドたちのティペラリー研修旅行
1.オタクなガイドたちの研修旅行
2.アイリッシュ・サイダーの故郷へ
3.聖パトリックの泉
4.ヒツジに注意!
5.クロンメルのミネラ・ホテル


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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
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