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ウィックロウの可愛い村ノッカナナ

先日、女性誌の取材旅行時に、藁葺き屋根の民家がずらりと並ぶおとぎの国ような村を見つけました。

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カウンティー・ウィックロウの山の中、人知れずあるその村の名は、ノッカナナ(Knockananna, Co. Wicklow)。
名前の響きまで、なんだかおとぎの国風です。

同じような藁葺き屋根の民家がずらりと4~5軒並んでいるのですが、ドアの色、屋根の造りが微妙に違っています。

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青いドアもいいし、

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やっぱり赤いドアもいいな~。
石垣に腰掛けているのは、偶然やってきたご近所の子供ちゃん3人組。

「藁葺き屋根の民家を撮りたい!」という取材陣。あるところにはたくさんある藁葺き民家ですが、実はウィックロウ・エリアには意外とないんですよね。
国内のフォトジェニックな藁葺きポイントを知り尽くしていると思っていた私もドライバーも、この辺りでは思いつかない…。
すると、地元の人と立ち話ししていたカメラマンさんが、「ノッカナナにいったらたくさんあるよ」と聞いてきてくださったのでした。

「では行ってみよう!」ということになり、山を越え、谷を越え、村をめざしました。
途中、野良仕事をしていたおじさん、植木を買っていた若奥さん、犬を連れて歩いていたおばさん…人を見るたびに、「ノッカナナ、どこですか」と聞きながら行ったのですが、だれもが皆「次の辻を右に行って、Y字の道を左へ行って、その次の角を右!」という具合に、まるで私たちが来るのを待っていたかのようにすらすらと即答するんですよね。
アイルランドでよくあるこの感じ、私は「アイルランドの田舎の糸電話」と呼んでいます。(笑)
不思議な糸電話か、はたまた妖精の飛脚か何かが、私たちの到来を先回りして伝えているのでは…などと、とついつい可笑しな想像をしたくなってしまうのです。

田舎道を抜け、ついに目の前に絵本の中の一コマのような光景が現れたときには、あまりの感激に一同、「きゃ~」と叫びをあげてしまいました。

一軒の民家では、お庭へ招き入れて下さいました。

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こういう小さな可愛い村は、アイルランドにたくさんあります。
大型バスも通らないため観光地にもならず、人に見せるためではなく、自分たちの喜びのために美しいたたずまいを守っている様子を見ると、なんだか心からほっとするのでした。

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周辺のウィックロウらしい景色

※ちなみに、「藁(ワラ)葺き」と言っていますが、屋根に使用されている植物は葦(アシ)です。

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私の祖母の家が今もわらぶきの家なので、アイルランドのちょっと違った藁葺きの家は愛着がわきました。Waterfordあたりは多かったような気がします。西部もけっこうありますよね~。
私もいつも「わらぶき」と書いたり言ったりしますが、「わら」の定義は稲だけじゃなくてイネ科全般の茎を指すみたいなので、イネ科のアシも「わらぶき」と呼んで差し支えないと私は思っています。「かやぶき」という表現もよく見ますが、こちらのほうが植物を材料にして葺く家屋の屋根全般を呼ぶらしく、使いやすい言葉(?)なのかもしれませんね!

昨日、やっとHDDに録画しておいた「トラベリックス」見ることができました。
なあちゃんにガイドしてもらっている気分ですご~く楽しかったv-238
そこにもかわいい萱葺き屋根のおうちが何軒も出てきて「かわいい~v-238」を連発してしまいました。
子供たちに「ママのお友達がガイドしたんだよ」って言ったら番組の最後に名前が出てきたとき感動してたよ!!

陶器にスポンジでスタンプのように絵付けしていたのを見て私も子供たちも興味津々v-348

ロバや白馬や羊たちも絵本にでてくるような光景v-347

最後の崖からの絶景は感動モノだねv-354

今は「アイルランドのおいしい毎日」を読みながら、無理やり行った気分にしてますv-363

持っていたウイックローの地図でノッカナナを見つけました。子供ちゃんの座っている石垣に私も座りたいなあ・行きたい所、見たい物、が少しづつ増えています。

Uisceさんへ
なるほど、では、アシぶきでも「わらぶき」「かやぶき」でいいんですね。この表現は、伝わりにくく、いつも迷ってしまうものの一つです。

みゆきちゃんへ
トラベリックス、見てくださってありがとう!実は、DVDをいただいたのですが、私自身はまだ見る時間がなくって…。いつか子供さんもみんなで来ていただけたらいいな~。

アンドーさんへ
お久しぶりです!私も、来年お見せした場所を着々とたくわえていますよー。楽しみです!

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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