このところ、演劇やコンサートなどのイベントに出かける機会が多く、ダブリンの「芸術の秋」を満喫しています!
ダブリンやアイルランドの地方都市では、アート・センターからパブまで様々なべニューで、地元の人がカジュアルに楽しめる文化・芸術イベントが数多く行われています。ニューヨークやロンドンのような、国際的な「外向け」のものはあまりありませんが、
日常的に気軽に観劇や音楽鑑賞を楽しめるという点では、アイルランドは素晴らしい国だと思います。
今日は、ガイド仲間のSineadが誘ってくれて、ランチタイム・コンサートに行って来ました。会場は、シティー・センターのど真ん中、Bank of Ireland Arts Centre(College Green)。

このミニ・コンサートは、ダブリンで無料で配布されているイラスト地図『Dublin Vistor Map & Guide』の作成者として知られるパット・リディー氏の、『ダブリンと周辺の城』というエキシビジョン&トークの一コマとして行われたものです。(パット・リディー氏については、後日アップいたします)とある建設会社がスポンサーになっており、入場料は無料という嬉しいイベント。
The Lassus Scholarsという合唱団による『
ヨーロッパとアイルランドの城と宮廷の音楽』というコンサートで、16~18世紀にかけての教会音楽(ハイドンやモーツァルトも)、アイルランド人ハープ奏者ターロ・オカロランの曲、日本で知られる『庭の千草』『春の日の花と輝く』の作者トーマス・ムーアのメロディーなど、盛りだくさんの内容。
ファッショナブルな真紅のアンサンブルを着た指揮者のアイタ・オドノヴァンさんが、曲や音楽家のバックグランドを合間に解説してくれるのも良かった。そこからいろいろなことが思い当たったり、当時の社会情勢などが連想されたりして、より興味深く鑑賞出来ました。
今日の私のいちばんのお気に入りは、トーマス・ムーアの『Through the Last Glimpse of Erin』という曲。
初めて聞く曲でしたが、美しいコーラスに全身が洗われて、生まれ変わったような気分でした!
このようなコンサートは、これからのクリスマス・シーズンに向けて、ダブリンのあちらこちらで、はほぼ毎週のように開かれています。教会や、歴史的建造物がべニューとなることも多いので、雰囲気も満点。
ご興味のある方は、こちらをどうぞ。
http://www.dublinchoralfoundation.ie/
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