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ストラングフォード湖の潮力発電

ベルファーストの南西に広がる、アイルランド島最大の汽水湖ストラングフォード湖(Strangford Lough, Co.Dawn)。
湖の南端、アイリッシュ海との付け根部分のthe Narrowsと呼ばる海峡を、お客様とご一緒にフェリーで渡りました。

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フェリーにて、幅0.5㎞のthe Narrowsを渡ります

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ポータフェリー(Portaferry)の町。ここから対岸のストラングフォード(Strangford)へは、フェリーでほんの10分ほど

150km²のストラングフォード湖は、3分の一が潮の満ち干により陸になったり海になったりする潮間帯。
その独特の自然環境により、北アイルランドに生息する海の生物・植物の72%がここで観測できるという自然の宝庫で、その数は2000種にのぼるそうです。

ストラングフォード湖での最大潮汐速度は、秒速4m。
最近のストラングフォード湖のビッグ・ニュースは、この干満の差を利用した、世界最大規模の潮力発電が行われようとしていること。
先月、the Narrows付近にデバイスが設置されたというニュースを聞き、ひと目見たい!と思っていたところ、ポータフェリーのフェリー乗り場からすぐに見える位置にありました。

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英ブリストルの会社により設置された潮力発電用タービン、シージェン(SeaGen)。デバイスの最終組み立ては、タイタニック号を造船したことで知られるベルファーストのハーランド・アンド・ウォルフ社で行われました

風車を逆さにしたようなものだそうで、羽の部分は完全に水没。
同じフェリーに設置工事を行ったという人が乗り合わせていたので、彼に聞くと、2週後に試運転が始まるとのこと。

それがうまくいけば、この夏の終わりには、世界最大の商業用潮力発電がここで稼動されることとなり、近隣の1000世帯に電力が供給されます。
過去に試みられた潮力発電の4倍の供給量だそうで、アイルランドの電力会社ESBも、すでにここから電力を購入することを決めているのだとか。

これまで石油、石炭など、輸入燃料に依存することが多かったアイルランドにとって、自前のエネルギー利用は画期的。
風力発電、波力発電など、近年さまざまなエネルギー利用が試みられている中、潮力発電というのはこれまたユニーク。利用価値の高いものとして、今後も注目を集めそうです。


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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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