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ファームのあるマナーハウス(ロングヴィル・ハウス)

TVのロケ班の皆さんと、取材を兼ねてロングヴィル・ハウス(Longueville House, Mallow, Co. Cork)に宿泊しています。

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18世紀の典型的な、ジョージ王朝洋式のマナーハウス。
到着すると、暖炉の燃える素敵なリビングルームで、ティーとケーキを出してくださいました。

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お部屋はすべて内装が異なり、どのお部屋もとってもロマンチック。壁紙やカーテンには自然のモチーフをこらしたものが多く、窓の外の景色と調和してとても落ち着いた感じです。

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ロングヴィル・ハウスの歴史には、大変興味深い点があり、以前から興味を持っていました。
500エーカーというロングヴィル・ハウスの広大な敷地は、もとはアイルランドの土着の一族、オキャラハン家の領土でした。
ところが、17世紀のクロムウェルの侵略の際にオキャラハンは土地を追われ、この地はクロムウェルの部下であった英国貴族、さらにはフランス系貴族の手にわたってしまいます。(現在のお屋敷が建てられたのはその頃)
おおよそ、もとのオキャラハンからはかけ離れたところへ行ってしまったと思われたロングヴィルですが、時は移り1938年、300年近い時を経て、運命の歯車は再び彼らのもとへと回ってきました。
その年、ロングヴィル・ハウスを購入したのは、地元の名士で後には上院議員となったウィリアム・オキャラハン(Willaim O'Callaghan)。その名が示唆するように、オキャラハン一族の子孫だったのです。

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ロングヴィル・ハウスの玄関ホールにあるウィリアム・オキャラハンの肖像画。彼の代から、ロングヴィルはゲストハウスとなりました

お屋敷の玄関を出ると、真正面の丘の中腹に、元のオキャラハン家の屋敷が廃墟となって残っているのが見えます。今日は霧が濃くて、写真に撮ってみましたがうまく写りませんでした。(LonguevilleのHP内のこのページに写真が出ています)

そして、現オーナーのウィリアム・オキャラハンさんは、ロングヴィルを購入した初代ウィリアムより数えて3代目となります。
オーナー夫人のアシュリンいわく、ロングヴィル・ハウスの特徴は、瀟洒なマナーハウスというだけではなく、本物のファームでもあること。
広大な敷地内で羊やウシ、豚が放牧されており、果物や野菜の栽培はもちろんのこと、アイルランドには珍しくワイン作りも行われています。

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朝食にはこの子たちのソーセージが…!

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厩舎の向こうには畑が広がっています

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秋にはブドウの実をたわわに実らせるであろうビンヤード

新鮮な自家製の食材は、優秀なシェフでもあるオーナーのウィリアムさんの手により、素晴らしいアイリッシュ・キュイジーンに。
そのお味には定評があり、2000年に紀宮様がアイルランドをご訪問なさった時も、ここでお昼食を召し上がられています。

連日の取材で忙しかったロケ班の皆さんにも、今晩はゆったりとおいしいディナーを楽しんでいただくことが出来、良かったです。

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巨大なステーキ。おいしかった~

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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