
スターターの前に出された美味しいもの!
UK&アイルランド初のリッツ・カールトンとして、
昨年秋にダブリン近郊にオープンした、リッツ・カールトン・パワーズコート・ホテル。
ホテルのメイン・ダイニングは、UKの有名シェフ、ゴードン・ラムゼイ(Gordon Ramsay)のレストランです。
期待値が高すぎたせいか、実は悪評もささやかれるこのレストラン。
今後お客様をご案内する機会も出てくるでしょうから、そのときに備えて、やはり自分の舌で確かめてみなくては…ということになり、仕事仲間と一緒に下見を兼ねて食事に出かけてみました。
Gordon Ramsay at Powerscourt 明るく清潔感のあるダイニング
出てくるディッシュはどれもきれいで楽しく、単なる食事というよりは、ひとつのエンターテインメントを楽しんでいるような感じ。
4人それぞれ違ったスターターをいただいてみたのですが、どれもがクッキングという名のアートでした。

スモークサーモンとキャビア

ゴードン・ラムゼイの定番・ロブスターのラビオリ

豚足のベーコン巻き

子牛のすい臓、エビ添え
すい臓のことを英語で「sweetbread」というのだそうで、メニューにもそのように書いてあったのですが、実は仲間の一人がとてつもない勘違いをしていて、「sweetbread」とは動物の睾丸料理だと思い込んでしまった私たち。
ほぉ~、お料理になるとそんな婉曲な言い方をするね~、などと関心しながら皆で味見をしてみると、チキンをやわらかくしたような、はたまた弾力のある白身魚のような不思議な食感。
初めて口にする睾丸の味について、あーだこーだとさんざん話題にし、すごいものを注文しちゃったね~と勝手に周囲の視線を気にしていた私たちですが、のちに「sweetbread=すい臓」だと知り、自分たちのアホさ加減にお腹がよじれるほど笑ったのでした…。思い込みとは恐ろしいものです。
ちなみに、すい臓料理というのは大変な珍味だそうで、特に子牛のすい臓がいちばんおいしいとされているのだそうです。
その後のメイン・コース、デザートは、

ティペラリー産ビーフ・フィレ

おひょう(だったと思います)のグリルとアスパラガスの天ぷら

チョコレート・フォンダン&牛乳のアイスクリーム

自家製シャーベット!
メイン・コースとデザートの間には、「プレ・デザート」としてシャンペンのシャーベットがお口直しに出され、食後のコーヒーにもプティフールがたっぷり。数か月分の贅沢をさせていただいたような気分。
お値段もそれなりでしたが、その分、有名シェフの世界をたっぷりと堪能させていただき、とても楽しめました。
おいしさや雰囲気だけでなく、シェフのオリジナリティーや、何かプラスαが欲しい、という方には、とても楽しいレストランだと思います。

レストランからはウィックロウを代表する山シュガー・ローフが見晴らせます
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2008/03/25 編集