一昨年の秋にアイルランドで撮影が行われた映画、『
P.S., I Love You』を観てきました。

主演はヒラリー・スワンク&ジェラルド・バトラー(『フレンズ』のフィービーも出ています!)
アイルランド人作家による同名小説の映画化。著者のセシリア・アハーン(Cecelia Ahern)さんは、なんと現アイルランド首相バーティ・アハーン(Bertie Ahern)の娘さん。
日本語版は林真理子さんの翻訳で、2004年に出版されています。(『P.S.アイラヴユー』・小学館)
実は、ドタバタしたラブコメディーかと勝手に考えていた私は、アイルランド関連の作品なので観ておこう…というくらいの気持ちで、あまり期待していませんでした。
ところがストーリーが進むにつれ良くなっていき、途中、涙までしながら、思いがけず楽しく鑑賞。
物語はニューヨークでの結婚生活からスタートし、アイルランドの美しい景色が出てくるのは、主に後半。
石垣のある田舎道や、素敵なコテージ、賑やかなパブ、ヒースが一面に咲き乱れるウィックロウ(Wicklow)の荒野…。アイルランドの田舎生活や、アイルランド人の男性がとてもチャーミングに描かれていて好感が持てます。
ありそうでなさそうなロマンスも手伝って、「ああ、アイルランドへ行きたい~」と旅情をかきたてられる場面も多し。
興味深かったのは、明らかにアイルランドでロケをしているにも関わらず、そこに登場する「アイルランド」は私から見るとなんだかアイルランドじゃないみたい。やはりアメリカ映画だからでしょうか?
ハリウッド視点で描く「アイルランド」は、国内で製作されたアイルランド映画に出てくる「アイルランド」とは明らかに違っていて、それがまた見ていて新鮮だったりするのでした。
(ちなみにアメリカ人のお嬢さんたち、夏なのにとっても厚着です…笑)
こちらでは昨年暮れから上映が始まり、そろそろ終了しそう。
日本公開は、今年の秋頃になるようです。お楽しみに。
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コメント
yuka
まさか泣ける映画だとはっ!!!
帰省中に映画でも見に行こうかと思っていたのですが、特に見たい映画もなくて、私はこのPS I love youを見てみたい・・とは思ったものの、主人は「chick flickっぽい・・」と却下・・・
今度ぜひ見てみたいと思います!!
2008/02/07 URL 編集
naokoguide
出だしの部分で「ちょっと失敗したかな…」と思ったのですが、ストーリーが進むにつれて良くなっていきました。
ヒラリー・スワンクのお洋服が、とっても可愛いです。
2008/02/09 URL 編集