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増え続ける灰色リスの運命

植物園を散歩中、やっととらえた、リスの後姿!

risu@botanicgarden 
木の実を加えて走るリス。立ち止まったところをパシャッ!(National Botanic Gardensにて)

秋の野にぴったりの可愛らしいリスちゃんですが、実はこの子は「よそ者」として、アイルランドでは嫌われ者の灰色リス(grey squirrel)なのです…。

灰色リスは北アメリカ原産の種で、19世紀にアイルランド島に入ってきて大量発生。その勢いに押されて、アイルランド原産の赤リス(red squirrel)の数が急激に減少していることが問題となっています。
この問題は、お隣りのブリテン島でもしばしばニュースになっており、以前に英国の有名シェフが「じゃあ、灰色リスを食べちゃおう~」なんて言ってたこともありました。

現在、アイルランドで灰色リスがいない地域は、シャノン以西の10カウンティーのみ。どうやら灰色リスは、まだシャノン川を渡っていないようです。
ところが、ひと秋に1.9キロずつ活動範囲を広げているとかで、このままでは現存する4万匹の赤リスが危ない(赤リスは、ひと秋ごとに1パーセントずつ減少)、避妊薬を飲ませてその繁殖を防ごうではないか、なんて案まで飛び出しています。
<※詳しくは、The Irish Times・2007年11月19日付け>

これに対して、私と友人は「カトリックのアイルランドらしからぬ…!」なんてジョークを言ってウケていたのですが、今日、ぴょんぴょんと無邪気に跳ね回る灰色リスを目の当たりにしたら、いくらよそ者とはいえ、やっぱり可愛いんですよね。
避妊薬の他にもいくつの案が検討されているのですが、食べちゃう、とかそういったものはなかったので、ほっとしました。

リスは一つの例であって、このような「オリジナルとよそ者の共存」は、今のアイルランドの大きな課題のひとつ。どちらのリスにとっても良い方法に落ち着きますように。

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コメント

リス見たことないです、そうか、シャノン川は渡れないのか、この子達(笑)。ダブリンにもたくさんいるのですか?見たいナー・・・食べるのはちょっと・・・身があまりなさそうですよね(いや、ナオコさんが撮ったリスは丸々してるけど。笑)
そうそう、「移民と自国民の共存」だけじゃなくって、リスについても色々あるみたいですね、これからのアイルランドどうなるんでしょう。

Uisceさんへ

Uisceさん、こんにちは。
ほんと、近頃のアイルランドを見ていると、移民の問題など含めて、憂いが多いですよね。どうなるんでしょう、って、ほんとに思います。
私も、ダブリンでは、この植物園でくらいしかリスを見たことはないかも。
赤リスちゃんは、一度だけ内陸のBirr Castleで見たことがありますが、尻尾が身体よりも大きくって、可愛かったな~。

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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