今年の3月に新装オープンしたダブリンの老舗ホテル・シェルボーン(
The Shelbourne)。
改修後初めて、ホテルの中をじっくり見学させていただく機会に恵まれました。

レセプションの天井ドーム(19世紀のオリジナル)。どこもかしこも全体的に以前より明るい印象
1824年創業のダブリンで最も古いホテルのひとつ。
小説や映画にも登場し、モナコのグレース・ケリー王妃、JFK、俳優のピーター・オトゥール(彼がシャンパン風呂に入ったエピソードは有名!)など、アイルランド系セレブリティーの凱帰帰国の際の定宿だったホテルがここ。
このたび、約2年間、総額8300万ユーロ(約130億円!)かけての大々的な改修が行われ、全265室というダブリンでいちばん客室の多い5つ星ホテルとなって生まれ変わったシェルボーン。
大掛かりな改修といっても近代的になってしまったわけではなく、19世紀の様子を多く残した、洗練された高級ホテルによみがえったといった感じです。

創業時からの吹き抜けの螺旋階段。ここにはエレベーターが取り付けられてしまっていたので、この螺旋が見えなくなっていました。今回の改修でそれを取り払い、オリジナルの姿に…(下から見上げた図)
お部屋は全室、同じデザイン。アメニティーも一緒。サイズと眺めによってカテゴリー分けされています。


グレース・ケリー・スィート。彼女がお気に入りだった部屋
正面玄関入って右の
Lord Mayor's Loungeでは、素敵なアフタヌーン・ティーも楽しめます。
そういえば『風と共に去りぬ』の続編『スカーレット』で、アイルランドにやってきたスカーレットがダブリンの社交界へデビューした時に宿泊したのも、こちらシェルボーン・ホテルでしたね。
当時の華やかなりし日に思いを馳せながら、ダブリンで優雅な夜をどうぞ~。

「クイーン・オブ・グリーン」の風格たっぷりの外観(セント・スティーブンズ・グリーンに面している)
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コメント
アンナム
あの旅行の思い出がよみがえってきました。楽しかったわねえ。
それと おお!太文字がなくなっている、、なんだかカーペンター先生になった気分だわ。あなたは傍点をなくすのに苦労した作家志望のエミリーのような気持ちでしょうね。
でも私はカーペンター先生ではなく一読者でありファンでもあるので、変化を楽しんでいます。
2007/08/31 URL 編集
coco
いつもバスから眺めては憧れていたシェルボーン・ホテルのバーに
親しい友人と一緒に行ったことがあります。凄い満足しました☆
一昨年来たときは工事中で残念だったけど、見事によみがえって
本当によかったです! 螺旋階段、ステキですね。
私も下から覗いてみたいです♪
2007/09/01 URL 編集
naokoguide
なんだかその部分だけ記憶にないのは、どうして?
6年前に皆さんにお泊りいただいたNumber31にも取材に行きました。近いうちに、またその時のこともアップしますね!
また時々、カーペンター先生になってくださいね~!
2007/09/03 URL 編集
naokoguide
2007/09/03 URL 編集