アイルランドの
ナショナル・カラーは緑色。
緑色は、国民の9割を占める
カトリック教徒の色であり、
「エメラルドの島」とのニックネームを持つこの国の大地の色でもあります。
ゴールウェイ西のコネマラ地方(Connemara)では、そんなアイルランドにぴったりの
コネマラ・マーブルと呼ばれる緑色の石が採れます。
コネマラ観光の途中に、石を加工して製品にしている
工房&ビジターセンターに立ち寄ってみました。
Connemara Marble Visitor CentreMoycullen, Co. Galway.
Tel: +353 (0)91 55 5746 (/555102)
(ゴールウェイより車で約20分)
一口にコネマラ・マーブルと言っても、さまざまな色合いのものがあるようです。
グリーンが濃いもの、薄いもの、さらには
ホワイトやブラックの石も。

ローズやレッドは南部コーク産

右はコネマラ・マーブル、左はアメジスト!
19世紀初頭に創業した石切り場は、コネマラの背骨を成す山脈トゥエルブ・ピンズ(Twelve Pins)の中にあるそう。
石の年齢としては、グリーンのものは5億年、ブラックは2.5億年だそうです~!

加工途中の製品
ショールームには、アイルランドらしいデザインのさまざまな置物やアクセサリーがいっぱい。


そういえば、
2005年に天皇皇后両陛下がアイルランドをご訪問なさった時、お孫様のお土産に買ったものはコネマラ・マーブルのペンダントでした。(シルバーのシャムロック型で、葉の部分がコネマラ・マーブル)
かつてはお屋敷の暖炉、教会の柱などに豊富に使われたので、
アイルランドを代表する歴史的建造物に緑の美しい石がキラキラしていたら、ほぼ間違いなく、コネマラ・マーブルです~!
(例:バリナヒンチ・キャッスルの暖炉、ダブリンの国立考古学博物館の階段の手すり、ゴールウェイ大聖堂など…)
Klymore Abbeyのチャペルの柱
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