アイルランド北西部の
グレンベイ国立公園(Glenveagh National Park, Co. Donegal)で、お客様と楽しい午後を過ごしました。
グレンベイはアイルランドでいちばん面積の広い国立公園(16500ヘクタール)で、山、湖、氷河によって削られて出来たV字渓谷など、その変化に富んだ美しい景観で知られています。

公園内の美しい湖・Louch Beagh
ビジター・センターから15分おきに運行しているミニバスに乗って、
1870年代に建てられたグレンベイ・キャッスルへ。
広大な庭園を歩くのがとっても楽しくて、時おり降る雨も気になりません~。


夏の花、野菜やハーブが茂る
ウォールド・ガーデンにて
ミントの茂み。葉を触っただけでさわやかな香りが…
裏山のビューポイントより
グレンベイ・キャッスルの初代オーナーであったジョン・ジョージ・アデア(John George Adair)という人物は、
もともとこの地に住んでいた45世帯・244人の農民を追い出して、夏の別荘としてこの城を建てました。
その悪行がたたったのか、世継ぎに恵まれず、彼の妻の死後、城は人手に渡ります。
その後2度に渡ってオーナーが変わり、
1985年をもってアイルランド政府が所有するところとなりました。
(場内はガイド付きツアーにて見学可)

さすが夏の別荘、
屋外プール付き!湖と
氷河によって削られて出来たV字渓谷の眺め
グレンベイ国立公園には
約500種類の野生動物が生息しているそうですが、今いちばんの話題は、
1912年に絶滅してしまったゴールデン・イーグル。
2001年にスコットランド産まれの雛が公園内に放されて、
復活プロジェクトがスタートしました。
その後5年かかって成鳥となり、昨年ついに、
絶滅後初めてのゴールデン・イーグルが空を飛ぶ姿が観測されました。
そして今年になって、
雛がかえったのです!
ゴールデン・イーグルの可愛い赤ちゃんが巣にチンマリ納まっている様子がテレビで放映され、それを見たときは大感激してしまいました~。
荒らされたりすることのないよう、公園内のどこにいるのかは秘密だそうですが、
この広い国立公園のどこかで、95年ぶりにゴールデン・イーグルの新しい命が育っているのかと思うと、なんだかとってもワクワクしますね!

空飛ぶ
ゴールデン・イーグル…格好いい!こんな光景が見られるようになったらいいな~。(
Wikipediaより)
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コメント
Tulp
特に1枚目の湖が本当にきれい!!!
ハーブ&きれいなお花に囲まれることの出来るお庭も気持ちよさそうですね。
ゴールデンイーグルもこれから楽しみですね!
2007/07/27 URL 編集
naokoguide
2007/07/29 URL 編集