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笛吹きに誘われて踊ったら石になってしまった人たちのストーン・サークル(パイパーズ・ストーンズ)

週末にウィックロウのハリウッド村(Hollywood, Co. Wicklow)へ行った際、近くにあるパイパーズ・ストーンズ/アスグリーニー・ストーン・サークル(Piper's Stones/Athgreany Stone Circle)を見に行きました。

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ハリウッド村から車でほんの5分ほど、N81号線沿いに看板あり。木製の入り口を越えて牧草地へ

右手の低い丘を登りつめると…

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ありました!青銅器時代の環状列石の名残りが

発掘調査をしていないので年代は推定ですが、紀元前1400~800年頃と案内板には書かれていました。アイルランド島内に約340現存するストーンサークル(環状列石)のひとつです。

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巨石は氷河により運ばれてきた花崗岩石。周辺に点在するものも合わせると16個あり、そのうち5個はオリジナルの位置のままだそう。1941年には29個あったと言いますから、かなり失われてしまったのですね

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小さな文様が掘られている石もあったようですが、よくわかりませんでした

ストーン・サークルと言えばドラマ『アウトランダー』。舞台はスコットランドですが、同じ巨石文化圏です。
列石の大きな石に触ったら18世紀にタイムスリップ…しちゃう!触ってはならないっ!と即座に思ってしまうのはドラマのみすぎでしょうか(笑)。

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怪しいのはこの石。タイムスリップしてみるのもいいかも、と思うものの(モグタン世代なので・笑)、私にはクレアのような薬草の知識も医学の心得もないのですぐに殺されちゃうでしょうから、手を近づけるだけにとどめておきました

パイパーズ・ストーンズ(笛吹きの石)の名は、地元の伝説に由来しています。安息日にここで笛を吹き、踊った人たちが石にされてしまったそう。コワい。環状の石が躍った人たち、笛吹きの石はちょっと離れたところにぽつんとありました。
同じ名前で呼ばれるストーン・サークルはこの近くにもう一つ、南西部カウンティ・ケリーにもう2つあり、いずれも同様の伝説があるらしいです。笛吹きはハーメルンに限らず、どこの国や地域でも魔法使い的なんですね。笛の音を耳にした人たちはきっと、安息日だから踊っちゃダメ!と思いながらも、身体が勝手に動いてしまったに違いない…。

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傍らにはフェアリー・ツリーが。願掛けのリボンがいくつか結び付けられていました

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丘の上から眺めるウィックロウの景色ののどかなこと。子羊が見慣れない顔の侵入者をじっと見つめていました

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ゴース(ハリエニシダ)も鮮やかに咲いています

ニュースでも報じられるくらい、2月、3月、そして4月になっても雨が多く天候不順な日々ですが、ちょっとした晴れ間を狙って春を楽しんでいます♪
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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