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もと銀行の建物がロンドン発のステーキハウス、ホークスモアに

ダブリンのシティセンターのど真ん中、トリニティ・カレッジの正門前のカレッジ・グリーン(College Green, Dublin 2)に、昨年新しいレストランがオープンしました。
ロンドン市内に8店舗を構え、ニューヨークにも進出している人気のステーキ・ハウス、ホークスモア(Hawksmoor)。
今やグルメ・キャピタルの呼び声も高いダブリンの一等地に、UK資本の有名レストランってどうなの?と思いつつウェブサイトをのぞいてみると、食材は限りなくアイルランド産で、サステナブルフードを理念に掲げ、チャリティーにも寄与しているレストランらしい。であれば、ステーキ好きとしては一度食べてみなくては!とディナーに出かけてみました。

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19世紀に建てられたもと銀行の建物がレストラン。堂々としたネオ・クラッシック洋式のファサードが往時を偲ばせます

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内部は時代により手を加えているとはいえ、ドーム型の天井など全体のかたちは19世紀の姿を踏襲

カレッジ・グリーンと周辺にはもと銀行だった立派な建造物が多く、数軒隣りのH&Mも、その名もザ・バンク(The Bank)というレストランも、すぐ近くのウェスティン・ホテル(Westin Hotel)もそう。
19世紀の建物を利用したレストランやホテルは、都市部は銀行、田舎は病院であることが多いんですよね。

ちなみにここは1835年に開業したナショナル・バンク(国立銀行)で、1829年、ダニエル・オコンネルがカトリック解放を成し遂げたのを受け、イギリス支配下のアイルランドで初めてカトリック教徒が利用できる銀行としてオープンしたという、設立の意義も含めて歴史的な場所です。

食事は、雰囲気がちょっと成金っぽくはありましたが(笑)、それはそれで楽しく、値段相応に美味しかったです。

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スターターには牡蠣を。3個から注文可、生牡蠣もありますが、こってり味を欲していたのでボーンマロー(牛の骨髄)でローストしたものを。ジューシーで食べ応えあり

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メインのステーキはかっつりリブアイ、350グラムを!

ビーフの産地はどうやらカウンティ・ミースのよう。アイルランドでは通常28日間熟成が多いですが、ここは35日間。
そもそもアイリッシュ・ビーフはグラスフェッド牛(放牧牛)のためさっぱりしていますが、今日の肉は熟成期間が長いせいなのか、調理法なのか、リブアイなのに油っけが本当に少なく、さっぱり中のさっぱりでした。もちろん、ジューシーで美味しかったのですが、ダブリンで古くからお馴染みのステーキ・ハウス、FXBのソフトな食感とは明らかに違う。
焼き方も、アイルランドのほかのレストランのミディアムレアより焼き加減が強めでした。グラスフェッド牛はレアよりも焼いた方が旨味が引き立つので、ミディアムくらいがちょうどいいのですが、アイルランドのレストランは焼き過ぎる傾向があるので、ミディアムレアで注文するとちょうどいいのです。そのつもりで頼んだらもっと焼けていたので、次回ここに来ることがあれば、レアで頼んでもいいかも…なんて思ったりしました。
牛の品種が何かメニューに描かれていなかったので、聞けば良かったです。部位や季節によって変えているかもしれず、別の部位を食べたり、別の季節に行ったりしたらまた味が違うかもしれません。

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デザートにはスティッキー・タフィー・サンデーというおそらくこの店オリジナルであろうものを。スティッキー・タフィー・プディングのソース&スポンジとアイスクリームの組み合わせ。アイルランドのレストランはどこもデザートがば~んと大きいことが多いですが、それに比べると量少な目・軽めでした

レストラン手前のバーも素敵で、食後はそちらへ移動してコーヒー&おしゃべり。おいしくて、ゆっくりできて、とても楽しいひとときでした。

さすがにそこそこのお値段でしたが、この立地、このレベルの3コースとしては、今どきのダブリンでは決して悪くないと思いました。
ちなみにランチには、3月末まで特別メニューが。なんと、アイルランドの国民的ポテトチップス「テイトー(Tayto)」とコラボしたハム&チーズトーストサンド
ロンドンから仕事に来たというフレンドリーなバーのスタッフに「食べてみた?」と聞いたら、「しつこいよ~、ボクは一度で勘弁」と言われたけれど(←正直・笑)、限定と言われると、やっぱりちょっと食べてみたいかも。
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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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