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岡山で講演「モンゴメリ作品とケルト」と、バターカップス大集合!

週末は講演会で岡山へ。岡山ノートルダム清心女子大学の赤松佳子先生のお招きで、かねてから準備を進めてきた「モンゴメリ作品を〈ケルト〉で読み解く」のタイトルで午前午後2回にわたりお話しさせていただきました。
大勢の皆さんにご参加いただき、興味深いご質問や感想もいただき感謝感激です!

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初めての岡山!「晴れの国」のとおり、2泊3日の滞在中12月にしては暖かすぎるほどの晴天続きでした

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大学の入り口はじめ各所にこのような張り紙やポスターを出していただき感謝

実はこの講演会は2020年に開催される予定でしたが、コロナ禍で中止となり、2021年のオンライン講演を経て3年越しで実現にこぎつけたというもの。企画・運営の赤松先生はじめ、関係者の皆さんのご苦労とご尽力に頭が下がります。
そして、ご参加くださった皆さん!地元岡山や広島はもちろん、東京、名古屋、四国や九州など遠方からも多くの方が時間や距離をものともせず(!)駆けつけてくださり、なんとお礼を申し上げてよいやら…。本当にありがとうございました!
以前アイルランドをご案内したお客様はじめ、このブログや拙著の読者の方も複数来てくださり、講演前後にできるだけ多くの方とお話ししたいと思いましたが、限られた時間の中、お声をおかけすることができなかった方には申し訳ありませんでした。

20世紀カナダを代表する作家L.M.モンゴメリの作品と言えば『赤毛のアン』が世界的に有名ですが、今年2023年は同作者の「アン」とは別の作品『Emily of New Moon』(邦題『可愛いエミリー』、『エミリー』、『新月農園のエミリー』など)の出版100周年ということで、今回は「エミリー」3部作を中心にお話ししました。
私の人生における2つの大きなパッション、「モンゴメリ作品」と「アイルランド」。この2つをつなげた話はこれまでも各所でさせていただいていますが、今回はとくに〈ケルト〉をクローズアップ。作品にに見られるケルト的な描写や言及はもちろん、モンゴメリのケルト系ルーツ、舞台となったカナダのプリンスエドワード島におけるケルト系移民、移民がもたらしたゲール語、アイルランド系の登場人物…など少々マニアックなトピックだったにもかかわらず、皆さんよくついてきてくださいました!
質疑応答では、『アナと雪の女王』に出てくる風の精霊ゲイルや、『ライラの冒険』の「カーテンの向こう側」を類似点としてご指摘くださる学生さんがあったり、日本の縄文文化との共通点など興味深い話題も。私が投げかけたアレコレを皆さんそれぞれのご興味に合わせて上手にキャッチしてくださり、終了後、多くの方に「楽しかったです!」とお声おかけいただき、感激しきりでした。

赤松佳子先生は日本を代表するモンゴメリ研究家で、『赤毛のアンから黒髪のエミリーへ:L.M.モンゴメリの小説を読む』(お茶の水書房)という素晴らしい研究書も刊行されています。
私が10代の頃から所属しているモンゴメリ愛好家による集まり「バターカップス」を通じて長きにわたり私のことを知っていてくださる方でもあり、今回先生とご一緒に登壇し、講演前後にお食事をご一緒するなどして懐かしい話をしたり、長年のご研究で積み重ねてこられた貴重なお話をうかがったりできたことも嬉しく、貴重な経験となりました。

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講演会場の入り口に先生のご著書と並べて拙著を置いていただきました💓

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赤松先生が企画された大学図書館内の「エミリー」刊行100周年の展示。貴重な初版本がプリンスエドワード島のタータンとともに美しく飾られていて、先生のモンゴメリ作品への愛情が感じられます

さて、今回の岡山訪問では、講演させていただくのと同じくらいワクワクしていたもうひとつのことが。前述の「バターカップス」メンバーの皆さんとの大集合です!

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10代の頃からのお付き合いの方もあれば、初めまして!の方も。大集合の会を企画してくださったテイコさん、マユミさん、ありがとうございました!

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岡山を去る日もお別れしがたく、倉敷へ行くというマユミさんとユウコさんにくっついてギリギリまでご一緒に。ひとり、ふたりとメンバーが少なくなっていくのが寂しくて…

講演中、アイルランドの昔話「ティルナノーク(常若の国)」のことをお話ししたのですが、「バターカップス」はまさに私のティルナノークのようです。
中学生で入会したときからアンやモンゴメリへのパッションは変わらず。数年どころか数十年ぶりにお会いするお仲間とも、まるで昨日までご一緒だったかのように時空を超えてくつろげてしまう、摩訶不思議な空間なのです。

来年はモンゴメリ生誕150周年。節目の年に何かイベントをしたいね!、また集まりたいね!なんて話もチラホラ出たりして、夢は広がります。

これで年内の私の講演会やイベントは終了となり、おかげ様で充実した仕事納めとなりました。
皆さん、2023年もたくさんの応援をありがとうございました!次のプロジェクトに向けて宿題山積みでのんびりもしていられないのですが、夢のように楽しく有意義だった岡山訪問の余韻にひたりつつ、実家でちょっとだけ休憩しま~す(笑)。

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帰りの新幹線にて。アンとプリンスエドワード島タータンのブローチは、倉敷のマユミさんの雑貨屋さん、M&Mさんで買いました♪(M&Mさんってずっと「マシュウ&マリラ」だと思っていたら、「マユミさん&ご主人のお名前」だった・笑)

【「エミリー」3部作に見るアイルランド関連過去ブログ】
オンライン読書会 『エミリー』、想うこといろいろ(2022年1月)
『エミリー』とアイルランド① カッシディ神父と妖精レプラコーン(2022年2月)
『エミリー』とアイルランド② 巨人ダグダの「魔法の大鍋」(2022年9月)
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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