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ダブリンのシティセンターで殺傷事件と暴動が…

ダブリンのシティセンターで昼の日中に子どもをねらった殺傷事件が起こり、5人が怪我をし、5歳の女の子と30代の子どもの世話役の女性が重症を負ったそうです。
通り魔的犯行のようで、犯人の男性は通行人に取り押さえられたとのことです。

それだけでもショッキングなことなのに、そのほんの数時間後に現場付近でガーダ(警察官)が襲われ、パトカーが燃やされ、ダブリンバス(市バス)やルアス(路面電車)まで火をつけられて炎上。ダブリンでは例を見ない暴動に発展。
当初は、殺傷事件に怒りをつのらせた市民グループが移民廃絶を訴えて暴動…などと報じられましたが、現場の様子と報道を追うに、若者を中心とした暴徒集団がパトカーやバスに火をつけ、ガーダを威嚇し、商店街のガラスを割るなどして暴れている。主義主張のあるデモなどとは程遠い、事件を口実にした無秩序なギャング集団の蛮行のように見えます。
(殺傷事件の犯人の身元は明らかにされていませんが、移民が口実にされたということは、外国人だったのでしょうか?)



昨晩のプライムタイム(アイルランド公共放送の時事問題を扱う番組)に生出演したヘレン・マッケンティー法務大臣は、暴動を起こしたのは社会の少数派であり、民意を反映したものでは決してないことを強調しました。移民への反発や殺傷事件への怒りなどではなく、卑劣な犯罪行為である、と。
私もそう思います。



現場となったオコンネル通り(O'Connell Street, Dublin 1)周辺の店は、ガラスが割られ、店内をめちゃめちゃにされてしまったところも。今日はクリスマス・ショッピングでにぎわうブラックフラーデーだというのに。暴徒は混乱に乗じて商品を盗んだりもしていて、これが我が町ダブリンか…と情けなくなります。
世界には今、自らの願いと反して無秩序や暴力にさらされている人たちがたくさんいます。ダブリンのような平和を選択できる場所にいながら、なぜこんなことをするのか。

怪我を負った子どもさんと女性、警察官の方が一日も早く回復することを願うばかりです。
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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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