Happy Celtic New Year!ケルト暦では今日11月1日から新年。「サウィン(Samhain)」と呼ばれ、ハロウィーンはケルトの年越し祭り、すなわちサウィンの前夜祭の名残りですね。
ハロウィーンに食べるアイルランド伝統のバーンブラック(Barmbrack)というパンを買ってあったので、1日遅れになりましたが今日切り分けていただきました。

紅茶やウィスキーなどに漬け置きした干しブドウやドライフルーツ入りのパン。ぶどうパン好きならはまること間違いなし!
名前の由来は、フルーツが小さな斑点に見えることから、アイルランド語で「バーン(bairín=小さな斑点のある)+ブラック(breac=ひと塊/発酵エールの泡)」。略して「ブラック」と呼ばれることも。
※詳しくは過去ブログ参照→
ハロウィーンに食べる伝統のパン、バーンブラック(2021年11月)
このパン、好きなんです、私。今回買ったものはとくにおいしくて、この時期にしか出回らないのでもっと買っておけばよかった!と思うくらい。
そのまま食べても美味しいですが、1センチ位にスライスして、軽くトーストしてバターをたっぷ~りぬり、熱々の紅茶といただくのが最高。フルーツの甘さとバターのしょっぱさが口の中でじゅわ~っと溶け合うのが絶妙。
かつては各家庭でサプライズの小さな品々を入れこんで焼き、ハロウィーンの晩に切り分けて占いをするのがお決まりでした。切り分けられたスライスから…
指輪が出たら、一年以内に結婚する。
コインが出たら、お金持ちになれる。
豆が出たら、この先一年は結婚出来ない。
木切れが出たら、結婚生活がうまくいかない。
布切れが出たら、貧乏になる。
…とのことですが、若い女の子に豆なんか出ちゃった日には、食卓はし~ん…だったのでは(笑)。
今は衛生上の理由などから市販のものには入っていませんが、ときどきパッケージに「指輪入り」と書かれているものがあり、以前に買ったブラックからは紙にくるまれた指輪がちゃんと出てきました。(占いは外れたけれど・笑)
今回のには書かれていなかったから、何も入っていないのかな。3分の1くらい食べましたが、出てきません。もし出てきたとしても、コイン以外は困るものばかり。おいしければ別に占いなぞなくとも...と思う、夢のない年ごろとなってしまいました、私も。(笑)
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コメント
ようはっぱ
あぁ、バーンブラック,食べたいですぅ。
今、私はサンティアゴ巡礼中でスペインです。
W杯のフランスからスペインにそのまま来ました。
そうしょっちゅう長期に休めないので、えいやって続けて休みを取り、フランス人の道のサリアから115キロ歩き中。
スペインでは11/1は祝日でした。昨日のうちに菊を持ってお墓参りにする人がいてました。
亡くなった人が帰って来るとか。鳥が私の前を飛んでいて、亡くなった友人の名前を呼ぶと首を振ってたので、訪ねて来てくれたわやなぁと嬉しくなりました。
頑張ってサンティアゴまで歩きます!
2023/11/01 URL 編集
naokoguide
今、サンティアゴ巡礼中なんですね!サンティアゴに着いたら、ぜひ市場でシーフード食べてください、昨年行きましたが美味しかったです。あ、それとサンティアゴ・ケーキも!
バーンブラック、以前にようはっぱさん、手作りしてらっしゃいましたよね。
スペイン北部はカトリック国の名残りが強いですね。11月1日はキリスト教の暦ではAll Saits Day。サウィンは死者の霊が帰って来るお盆のようなときなので、キリスト教になってもその風習を踏襲しました。日本のお盆のような日、だからお墓参りするんですね。
きっとその鳥は、ようはっぱさんのお友達の化身だったのでしょうね。ようはっぱさんのサンティアゴ巡礼を見守ってくれているのだと思います。
2023/11/01 URL 編集