一昨日のPrime Time(アイルランドの公共放送RTEの時事問題を扱うTV番組)に出演したレオ・バラッカー首相の発言。
今急ぎの仕事に追われていて、訳してご紹介する時間がないので、朝日新聞の藤原学思記者が発言の重要な部分を訳してご紹介下さったSNSの投稿をシェアさせてください。
今週初め、EUがパレスチナ支援の停止を発表するも数時間後に見直し、撤回するということがありましたが、アイルランドはその発表に対し公然と非難の声をあげた数少ないEU加盟国のひとつです。
そして、Late Late Show(RTEの長寿トーク番組)でプレゼンターを務める、紛争下の北アイルランドで生まれ育ったパット・キールティ(Patrick Kielty)さんの昨晩の番組終わりでのスピーチ。
Patrick Kielty on Israel, Palestine and the 'Peace Miracle' on the Island of Ireland
以下、要約です。
(ハマスの攻撃で殺害されたアイルランド系イスラエル人キム・ダムティさん、犠牲になったイスラエル、パレスチナの人々への追悼の意に始まり)…紛争や誤った政治のもとで生きることは甚大で、分かち合う点があってもそのときは気がつかず、いつまでも終わらないと思った日もありました。今夜イスラエルとガザでは、大勢の親御さん、お子さんが、これに終わりはない、奇跡が起こるよりほかないと祈る想いでいることしょう。絶望の真っ只中で奇跡を信じるのは難しいことですが、どうぞ忘れないでいていてください、今私たちはこの(かつて紛争のあったアイルランド)島で奇跡を生きています、平和という奇跡を。今夜イスラエルとパレスチナにいる皆さん、今はそう思えないかもしれませんが、希望は常にあります。みなさんの奇跡がまもなく訪れることを願っています。以上、レイト・レイト・ショー、パトリック・キールティでした。また来週、おやすみなさい。「平和という奇跡」。北アイルランド紛争を終結させたアイルランドからのこの声、想いがイスラエル、パレスチナの人々に届くことを願ってやみません。
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sima-s
2023/10/18 URL 編集
naokoguide
2023/10/19 URL 編集