いよいよ2日後に迫った、ラグビー・ワールドカップの準々決勝。アイルランド代表は宿敵ニュージーランドと対戦しますが、一世一代の大舞台となることは間違いなく、多くのアイルランド人&アイルランド・ファンが勝利を祈りつつ、その日を待ち望んでいます…!
ジンクスを破り、初のワールドカップ4強入りなるか?(参照→
ラグビー・ワールドカップ開幕、目指せ優勝、「Don't Jinx It」(悪い縁起をかつがないように)!)
選手たちも「静かな自信」に満ちている、と現地入りしているスポーツキャスターが報じています。本大会後に引退を表明しているキャプテンのジョニー・セクストン選手が、昨日の選手発表の会見で、「子どもの頃は夢にも思わなかったワールドカップ優勝だけど、今は(夢を見るだけでなく)叶えることのできるできるポジションにいる」と話すのを見て、思わず武者震い…!
アイルランドがオールブラックスに初じめて勝利したのは2016年、今からほんの7年前のことです。初対戦から111年かかっての悲願の勝利でした。
その後2018年にホームで初勝利、2019年にはワールドカップ日本大会の準々決勝で敗北するも、2021年に再びホームで白星をあげ、2022年には敵陣ニュージーランドで2勝1敗。一世紀以上も勝てなかったチームについに追いつき、追い越し、コンスタントに勝利をあげられるようになってきたことはファンとしては感無量、信じられない時代がやって来た!といった気持ちです。
オールブラックスとの対戦歴など、過去の拙ブログや、アイルランド在住の方は先日放送されたRTEの特番を見ていただくと、2日後に控えた対戦の重みをより感じていただけるかと思います。
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オールブラックスに勝利!ジェイムズ・ロウ、かつてのライバルに報い夢叶う(2022年11月)
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Tackling The All Blacks (RTE Player) ※アイルランド以外からの視聴にはVPNが必要となります
さて、昨日の選手発表では、怪我が心配された2人のウィング、ロウ君とハンセン君の名前もちゃんと挙がっていてひと安心。
アイリッシュ・ラグビーのオフィシャル・プレインであるエアリンガスも、尾翼(ウィング)に2人の名を冠して粋な前祝い☘(笑)
本日のRTE Newsに、ニュージーランドとの対戦に向けて、アイルランド代表として活躍中の3人の「キーウィ(Kiwi=ニュージーランド出身者)」選手が取り上げられていました。この対戦相手国出身トリオが希望の鍵になると、チームメイトのコナー・マレー選手が話した、と。

左からセンターのバンディ・アキ、スクラムハーフのギプソンパーク、そして我らがジェームズ・ロウ君!
Kiwi trio key to Irish hopes, says Conor Murray (RTE News)より
中でも本大会で特に注目されているのがバンディ・アキ選手ですね。プールの4試合中2試合でプレイヤー・オヴ・ザ・マッチに輝くという絶好調のバンディですが、コナーいわく、お調子モノに見えるけど、実はいつもコンピューターとにらめっこして戦略を練っているキレモノなのだとか。
本ワールドカップで、アイルランドの勝利のあとにサポーターたちがザ・クランベリーズの「ゾンビ(Zombie)」を大熱唱するのが恒例となっていますが、バンディは「ゾンビ~、ゾンビ~♪」を「バンディ~、バンディ~♪」って言ってると思っているらしいけど、そんなわけないだろ!と、コナー談(笑)。
そんなバンディのサクセスストーリー、「バンディ・アキ、オークランドの銀行窓口係からアイルランド・ラグビーのスーパースターへ」という記事を読み、泣けました。18歳という若さでお父さんになり、家族を養うためにラグビーの夢をあきらめて銀行の窓口で働き、ビールばかり飲んでやる気をなくしていたこともあったそうです。
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Bundee Aki: From Auckland bank teller to Ireland rugby superstar (Rugby Pass)
今やアイルランドのラグビー界のヒーローとなったバンディ。この記事でもふれられていますが、先日彼の名を冠した「バンディ・バーガー(Bundee Burger)」が新発売されたと聞き、早速食べに行ってきました!

全国のスーパーマックで発売中、スーパーマックス・バンディ・バーガー(
Supermac's Bundee Burger)!
スーパーマックというのはアイルランドのゴールウェイ発祥のファーストフード店で、バンディはゴールウェイを拠点とするクラブ・チーム・コノート所属、ゴールウェイ近郊のオランモア(Oranmore, Co. Galway)在住です。
以前に
グルメ・バーガーがロウ君にちなんだ「ジェイムズ・ロウ・バーガー」を出したとき、スーパーマックはそれに対抗して、同じくウィングのマック・ハンセン君にちなみ「スーパー”マック”バーガー」を出したら面白いのイ!って思ったのですが、すでにバンディがスーパーマックのアンバサダーだったんですね。(ハンセン君もコノート所属でゴールウェイ在住、バンディに先を越されてた~笑)

写真がうまく撮れませんでしたが…肉が2枚重ねで入ってます!
これを食べればバンディみたいに筋肉モリモリになれるかも!?
ちなみに私は、ダブリン市内のウェストモーランド・ストリートのスーパーマック(Supermac, Westmorland Street, Dublin 2)で食べました。(ほかの小さい店舗に行ったら、なかったので)
ここのスーパーマックの2階の席がちょっと隠れ家っぽくて、昔から密かにお気に入りです♪

店内にはスポーツ観戦の写真がいっぱい。階段にはラグビー観戦写真が、そのほかGAAやサッカーの写真もあります
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