私のアイルランド上陸25周年と称して企画した、友人たちとの週末旅行。
コネマラの絶景の中で素晴らしい数日間を過ごし、身も心もすっかりリフレッシュしてダブリンに帰って来ました。
ハイキングして、サイクリングして、海で泳ぎ、大自然のエネルギーを思い切りチャージ。おいしい海の幸や、友との楽しいおしゃべりも手伝って、数日前にダブリンを出発したときにはグタグタに疲れていたのが、嘘のように元気になりました。
ゴールウェイ・シティの西に広がるコネマラ(Connemara, Co. Galway)地方はツアーのご案内でしばしば訪れる場所ですが、たいていは
キラリー湾に面するリナーン(Leenaun)や、
19世紀の大邸宅と庭園で知られるカイルモア・アビー(Kylemore Abeey)まで。それより西へは25年のうち数えるほどしか行ったことがなく、今回、訪ねたいと思いつつもなかなかチャンスがなかった、まだ見ぬコネマラ西部の絶景&名所めぐりが出来てとても嬉しかったです。
そのうちのひとつが、コネマラ国立公園内のダイヤモンド・ヒル(Diamond Hill Walk, Connemara National Park, Co. Galway)。
標高442mと高さはそれほどではないものの、コネマラいちの絶景スポットとして人気。最長7キロの3つのトレイルがあり、よく整備されているので手軽にハイキング/トレッキングが楽しめます。

国立公園のビジターセンターを出発。トレイルは短い順に黄色、青、赤と色分けされており、要所要所に標識があり分かりやすい

私たちは山頂に到達する7キロの赤で示された周遊ルートへ。歩き始めはなだらか、トレイルもボードウォークやら石段やら変化に富んでいて楽しい

中腹あたりですでに大絶景が。入り組んだ入江と小さな島々をバックに両手を広げる友人スティーヴンとディヴィッド。まるで天空の城にやって来たかのような気分!

山頂に近づくにつれ傾斜がきつくなります。このあと、少しだけよじ登る箇所も

空模様が怪しくなってきたので今のうちに記念撮影!

どうやらここが山頂のよう。こういった高台が2か所あり

眼下にはカイルモア・アビーと、その前に広がる湖が。カイルモア・アビーにはよく行きますが、こんなふうに上からハードビューで見るのは初めて!
山頂は強風でしたが西風だったので冷たさはなく、ワイルドなアイルランド西海岸を全身で気持ち良く体感。山頂からの眺めと、風の音をどうぞ。↓
このあと、下山しようとしたまさにその時に雨雲に追いつかれ、大粒の雨が降り出しました。空模様からそろそろかな…と予測してフードをかぶったり、雨用ズボンをはいたりして準備していた私たちは、きゃ~と叫ぶ観光客を横目に、何ら動じることなく下り道へ。この国の天候をよく知っている、地元民の強み(笑)。
トレイルは一方通行のループとなっているので、下りは違う道&違う景色を楽しめます。

登りは海を見ながらでしたが、下りはコネマラの背骨を成すトゥエルブピンズ(Twelve Pins)と呼ばれる山並が臨めます。雨にむせぶ姿も美しい…とは言え、ほんの数十秒で雨はやんでしまいました。ただの通り雨〜♪(←堀江淳...昭和な人にしか分からないでしょう😂)

ヒースの花も見頃
下山しながら記憶がよみがえってきたのですが、実は25年前、はじめてアイルランドに来たときにここへも来ていた!山頂までは登らなかったけれど、3つのトレイル中、最短の黄色コースを歩いたことを、ふもとにいたコネマラ・ポニーを見て思い出しました。
あのとき、上まで行きたいなあと思いつつも、時間がなくて行けなかったことを思うと、ダイヤモンド・ヒル登頂は25年越しの夢だったのでした。(すっかり忘れていたけれど・笑)

目を伏せてウトウトするポニー。コネマラ原産の小型の馬です

ビジターセンター近くから見るダイヤモンド・ヒル。ついに登りました、あの山頂へ
途中や山頂でのトータル30分程の休憩を含め、所要約2時間45分でした。昨年それぞれ2回ずつ登った
メイヨーのクロー・パトリックや、
ドネゴールのエリガルに比べ、足場が良い上、大部分がなだらか。手軽なハイキングで素晴らしい景色が楽しめて、大満足でした。

お腹ペコペコで下山して、近くのレタフラック村(Letterfrack, Co. Galway)でランチ。ヴェルドンズ・シーフェラー・バー(
Veldon's Seafarer, Letterfrack, Co. Galway)にて

パブの天井から吊る下がっていたのは、クジラの顎の骨!

今日のランチは絶対コレと決めていました。ギネスとフィッシュアンドチップス♪
4人が4人ともフィッシュアンドチップスを注文。モリモリ食べ終えたあとは、近くのビーチへ繰り出してひと泳ぎしました。
その美しいビーチのことは、あらためてご紹介します。
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