数年前から密かに話題になっていたビストロ風の小さなレストラン、ヴィンテージ・キッチン(
Vintage Kitchen, Dublin 2)。
テーブル数が少なく、とにかく予約が取れずにいたのですが、今回は2ヶ月ほど前に計画し、夕方5時という早い時間になんとかテーブルをゲット。楽しみに出かけました。

繁華街から外れた、裏路地にある小さなお店

小さな店内の半分がキッチン、半分がテーブル席。全25席くらいでしょうか、本当にこじんまり
友人ご夫妻と3人でディナー。最近行って来られたという南西部ケリー(Co. Kerry)旅行の話を聞いたり、先日の私の一時帰国の話をしたりしながら、次々と出てくる料理に舌鼓を。

丸くて小さなパン。バターではなく、添えられていたのは自家製パテ

前菜は本日のスペシャルの具沢山のシーフード・チャウダーを。アイルランドで定番のクリーミーなタイプではなく、トマト・ベースでちょっとピリ辛。添えられたパンはおそらくギネス・ブレッドで、ほかほかに温かく、上にのった魚系のパテがこれまた美味

友人の前菜もおいしそう。燻製ハドックとニョッキ、上にのっている赤いものはイクラ

そしてメインがすごかった!サーフ&ターフ、2人分です。「サーフ」は2種のエビ、「ターフ」は炭火焼サーロインステーキ。ステーキの下には赤ピーマン・ベースのエビ入りソースと、ロースト・ポテトやサヤエンドウなど野菜が

こちらもビーフですが、52度で蒸し焼きにしたフィレ肉。なんと美しい盛り付けでしょう、アイリッシュ・トリコロールだ!


かなりお腹いっぱいで迎えたデザートは、ハーフ・ベイクド(半生)のチョコレート・ケーキ&バニラアイスクリーム。濃厚!

友人のデザートは、マンゴー+ビスコッティ+ジンジャー+レモンシャーベット
3コースで65ユーロ。お値段に見合う素晴らしい内容でした。
食材はシンプルながら手が込んでいて、どのディッシュもほかにはないオリジナリティーが感じられる、楽しいディナーでした。食事をしたというより、貴重な食体験をしたような気分。
あっという間の2時間で、私たちがおしゃべりしすぎて食べるのがゆっくりだったせいか、最後はちょっとせかされて席を立つことに。人気店のため、予約スロットがタイトなのでしょうね。
昨今の物価高云々を懸念して、近ごろ外食押さえ気味に暮らしていましたが、久しぶりのプチ贅沢で気持ちが豊かになりました♪
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