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クーフーリンゆかりの地へ、クロカファーモア立石とアーディの銅像

以前にプランクトンさんのケルト情報サイト「ケルティック・ジャイア」にで、ゲーム作品「Fate」シリーズのキャラクターゆかりの地をご紹介させていただいたことがあります。
「Fateシリーズ」キャラクターゆかりの地を巡る旅(ケルティック・ジャイア)

本日ご案内したお客様は、そのサイトをご覧になられてガイディングをご依頼くださった「Fate」ファンのお2人。「Fate」のキャラクターの中でも人気の高い、ケルト神話の英雄クーフーリンゆかりの地めぐりにご案内しました。

クーフーリンとは「クランの犬」という意味で、少年時代の名はセタンタ。アルスター王国のクラン王の猛犬にハーリング(アイルランドの国技のひとつ)のハーラー(球を打つバットのような木製の道具)でボールを打ちつけて倒し、王から「今日からお前が我が番犬じゃ」とその名を与えられました。
西部コノート王国のメイヴ女王率いる軍勢と熾烈な戦いを繰り広げた「クーリーの牛争い」での活躍と死の物語が有名。クーフーリンがその最期を遂げた、クロカファーモア立石(Clochafarmore Standing Stone, Co. Louth)へご案内しました。

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ダブリンから車で小一時間ほど、たわわに実る大麦畑のど真ん中に立石が

立て看板のあるところから柵を乗り越え、大麦畑へ。今まさに麦が成長しているところなので、畑の中へ入れるかどうか懸念していましたが、立石まで道筋がつけられていたのでそれをたどって石へ。

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高さ3メートルの巨石!こちらのお客様は身長165センチ位だそう、ほぼ倍近い高さですね

戦いで傷を負ったクーフーリンは、瀕死の姿を敵に見せまいと自分の身体をこの石にくくり付け、直立していると見せかけて最期を遂げました。ワタリガラスに姿を変えたモリガン(死の女神)がクーフーリンの肩にとまり、それでも微動だにしないのを見て、敵はその死を知ったとされています。

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奇しくも今日は夏至。一年でいちばん長い日の太陽が立石を照らす様がマジカル

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大麦の乾いた香りが辺り一面に。ギネスやウィスキーの原料ですね

牛争いの戦いでアルスター軍とコノート軍が激戦を繰り広げたギャップ・オヴ・ノースのモイリー・キャッスル(Moyry Castle, Jonesborough、Co. Armagh)や、アルスター国の王都であったエウァン・マハ(エヴァンマハ)ことナーヴァン・フォート(Navan Centre & Fort, Armagh, Co. Armagh)へもご案内。
※過去ブログ参照→クーフリンが活躍したアイルランド神話の舞台へ(アーマー、クーリー半島)(2019年1月)

アーディの町にあるクーフーリンとファーディアの銅像(Statue of Cuchulainn and Ferdia, Bridge Street, Ardee, Co.Lough)も見に行きました。

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少年時代からの親友ファーディアと一騎打ちする羽目になり、魔の槍ゲイボルグでファーディアを殺してしまったクーフリン。戦いが行われたとされるディー川(River Dee)の浅瀬近くにて、ファーディアの亡骸を抱きかかえるクーフリン像

通常の観光地めぐりとはひと味違ったニッチなご案内。お客様とのケルト神話談義も楽しく、おかげさまで楽しくマジカルな夏至の日を過ごさせていただきました。
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コメント

北の国からSHIGE

クーフーリンゆかりの地
クーフーリンの有名な像はダブリン中央郵便局にありますね。
私も、Naokoさんのご案内で2度ほど中央郵便局を訪れ、その像を見てきました。
でも、クーフーリンの立石が実際にあるとは思いもよりませんでした。
ケルト神話を読んでこの立石を訪れれば、感慨深いものがありますよね。
これほどの伝説の立石が、畑の真ん中に何の囲いもなくポツンと立っているとは、タラの丘同様、いかにもアイルランドらしいと思いました。
アイルランドに行った時は、是非一度行ってみたい(というより、日本的にはお参りしたい)と思います。

naokoguide

Re: クーフーリンゆかりの地
SHIGEさま、こんにちは!
そうなんです、麦畑にぽつんとあるのがいいですよね。遠目からも良く見えて、ああ、敵陣はこうしてクーフーリンの最期を見届けたのだなあ、と実感がわきました。
次回いらしたらぜひ、ご一緒に「お参り」しましょう!
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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