ダブリンの下町エリア、ザ・リバティーズ(The Liberties, Dublin 8)にあるこのお店。

スピッタルフィールズ(Spitalfields, Dublin 8)。外観はパブですが…
実はガストロパブならぬ、フレンチビストロ風のレストラン。ナッソー通りにあるピッグズ・イヤー(
The Pig's Ear, Dublin 2)の姉妹店だそう。
※過去ブログ参照→
ダブリンの上質グルメ・レストラン、ピッグズ・イヤー(2013年12月)(←10年前の記事ですが、先月行ったときも変わらぬ美味しさとサービスでした)
以前より前を通るたびに気になっていたので、先日友人夫妻を誘ってディナーに出かけてみました。

伝統的なパブそのままの落ち着いた内装。2階席にて

クラッシックなホテルのラウンジのような内装。1階はオープンキッチンでした
メニューがなかなかユニークで、あれこれ迷いながら注文。

スターターに私がいただいたのはボーン・マロウ(牛の骨髄)のグリル。ゼリー状の部分をスプーンですくって、サルサ風ソースで。薄切りのサワードウブレッドと食べるのが美味しかった!

友人のスターターもインパクトあり。オックステイル&ほほ肉のパーカーハウスロール。パーカーハウスロールとは19世紀ボストン発祥の牛乳とバターを使い、イーストでふくらませたロールパンのこと。ボーン・マロウのグレイヴィーがかかっています

見目麗しいスモークしたマス、ピクルス&トースト添え

一個から注文できるホタテ貝

メインディッシュはラム・チョップを。付け合わせのズッキーニ&ピーマン、チミチョリソースと食べるのが美味しかったです

友人が頼んだスロークックしたカモ肉。味見させてもらいましたが、皮がパリパリで肉はジューシー、過去に食べたカモ肉料理の中でも1~2位を争うおいしさだったかも!

適量のため、デザートまでいけました。私は迷わずバスク風チーズケーキを。添えられたイチゴはグリルしてあるという凝りよう

そして友人のブラックカラントのイートンメス。夏のデザートですね
ピッグズ・イヤーとテイストは似ていますが、こちらの方がより冒険的。近ごろどのレストランもメニューが似たり寄ったりになってきたなあ、と思っていたところだったので、このお店は嬉しい驚きでした。
メニューを吟味して、運ばれてきたディッシュの上のひとつひとつを「どんな味かな~」とワクワクしながら口に運べる、楽しいディナー体験でした!

店内に「ジェイムズ・ジョイス・アワード」の碑あり。2000年頃だったでしょうか、国内の「ホンモノのパブ」に与えられた賞。レストランになる前は、下町の普通のパブだったのでしょう。世代がかわり、リバティーズもおしゃれになったものです
- 関連記事
-
コメント