かつてはダブリンでイタリアン…というと、給食のソフトメンみたいなスパゲッティが出てきたものですが(ある意味、それはそれで懐かしい・笑)、いつの頃からか、イタリアへ行かなくてもここでいいかも!と思えるような本場のイタリアン・ビストロが街にいくつもあるように。
このところ
ストーニーバターのグラノ(Grano, Dublin 7)ばかり行っていましたが、今夜は久しぶりにお気に入りの古巣、テッラ・マードレ(
Terra Madre, Bachelors Walk, Dublin 1)へ。
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お気に入りのイタリアン、テラマドラカフェ(2015年8月)、
幸せのパンナコッタ(テラ・マドラ・カフェ)(2018年2月)

リフィー川沿いの建物地下にあるイタリアン・ビストロ
ちなみにここの名前、これまでずっと勝手に「テラマドラ」と発音してましたが、ふと気が付いて調べたら「母なる大地」って意味のイタリア語「テッラ・マードレ」ではないですか。そうか、イタリア人オーナーのお母さんの味を再現した料理だからその名なんですね。
拙著『絶景とファンタジーの島 アイルランドへ』に掲載しているダブリンのレストランのなかでいちばん人気がここ。この夏に出る最新改訂版でも引き続き紹介予定です。

メニューは毎日変わるのでいつもあるとは限りませんが、今日はあった!めちゃくちゃフレッシュなプーリア州産ブッラータ・チーズ、盛り合わせも美しい♪

こちらは一緒に行った友人が注文したブレザオラ(塩漬けビーフ)。バルサミコたっぷり、レモンゼスト風味でさっぱり

メインはポルニーチのラビオリを。この大きなラビオリは「Plin(「つまむ」の意味)」と呼ばれるピエモンテ州の伝統料理で、オーナーのおばあちゃんが手作りしてくれていたものだそうです
イタリアのお母さんの味。ここへ来るといつも、こういうものが食べたかったの~、とうならされます。英語で言うところの「hit the spot」ですね。
デザートはお決まり、アイルランドいちおいしいパンナコッタ。拙著に掲載した小さな写真を指して、これが食べたいですっ!と来る日本人が続出した...という伝説のデザート(笑)。

私はチェリーソースを選びましが、キャラメルソースもあるよう。友人のティラミスも美味しかった!
昨年夏に来たときもそうでしたが、本に紹介させてもらってからというもの私のことをいつも覚えていてくれて、「エスプレッソ飲む?」とサービスしてくれる心遣いがありがたい。
日本人のお客さんはパーセンテージで見ればほんのひと握りですから、営業にそれほど貢献できているわけでもなく、こちらとしては遠慮気味に取材させてもらうのが常なのですが、こうして喜んでくれるお店があると嬉しいです♪
ちなみにこちらのお店、パンデミック後のスタッフ不足が解消せず、現在ランチは休止中。そのことを知らずに先日昼間に来たらお休みでがっかり。今日はそのリベンジだったのですが、や同じことを言っている女性お2人連れがいらっしゃったので、やはりファンが多いお店なんですね。

テーブルに敷かれているランチョンマット代わりのペーパーにはオーナーの(確か)おじさん&おばさんご夫妻が。故郷の家庭の味を伝えくれた大切なお2人だそうです
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