友人たちに比べるとそれほどギグ・ゴーアー(gig goer=音楽ライブによく行く人)ではない私ですが、コロナ禍もあって、さすがにそろそろ行きたいなあと思っていた矢先。好きなアーティストがダブリンに来てくれました。
ベルファースト出身のピアノ・ベースのシンガーソングライター、デューク・スペシャル(
Duke Special )。
ダブリンでお馴染みのライブ・べニュー、ウィーランズ(
Whelan's , Dublin 2)へ友人たちと連れ立って出かけ、なんとも楽しい金曜の夜を過ごしました。
久しぶりのウィーランズ!ここで幾度の楽しい夜を過ごしたことでしょう
10年ほど前にやはりここウィーランズで彼のパフォーマンスを見て、そのロマンチックなピアノ演奏とハスキーで伸びのある声、ちょっとジャジーで60's混じりの音楽世界にすっかり魅せられ、ファンになりました。
※過去ブログ→
ベルファースト出身のピアニスト&ソングライター、デューク・スペシャル (2013年6月)/
ウラッド&デューク・スペシャル in ウィーランズ (2018年2月)
かつてはドレッドヘアと濃いアイメイクがトレードマークだったデュークさん、最近はすっかりナチュラル&素のままに
デュークのライブは3度目ですが、これまでにも増して良かった!新曲もヒット曲も、物悲しい曲も楽しい曲も、すべての演奏に感動しました。
MCも楽しかったし、客席に入って来てくれるファン・サービスもあり。20余年のキャリアが円熟期に入り、これまでの蓄積がにじみ出たかのようなライブでした。
中盤におもむろに始まった代表曲、「Last Night I Nearly Died」。私も大好きな一曲ですが、実は生で聴くのは初めてだったかも。(過去に行ったギグでは歌われなかったので)
会場全体がうわ~っとわき、サビの部分はみなで大熱唱。味のあるパーカッションのチップさんがベートーベン・スタイルで立ち上がり、何を楽器にしていたのかよく見えませんでしたが、じゃじゃじゃ~んと演奏&指揮をしていたのが可笑しくて、本来はサビで涙しちゃうような歌詞とメロディなのに今日は誰もが笑顔で大喝采でした。
終了後、「Last Night I Nearly Died~♪が入っているのを下さいっ!」と言って会場でCDを購入。デュークさんにサインしてもらいました。
これがドレッドヘア時代のデュークさん。ベルファーストのウォーターフロントホールでのオーケストラとコラボライブバージョン。車でかけよう~、嬉しい~♪
興奮と余韻冷めやらず、一緒に行った友人スティーヴン、ディヴィッド、セーラとパブ・スペースに移動して飲み直し&しゃべり直し。
大きな会場での大物アーティストのコンサートもいいけれど、ウィーランズみたいなこじんまりしたライブ・べニューでのギグはアーティストとの距離が近くて楽しいですね。
ちなみにデュークのチケット、たったの25ユーロ。ウィーランズでは高めな方ですが、今どきのダブリンの物価を考えると申し訳ないくらいです!
(少し前の動画ですが、RTEオーケストラとのコラボの「Last Night I Nearly Died」です↓)
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