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手違い(勘違い?)でアメリカ人のお客様をご案内

今日は終日ダブリン市内観光のご案内。
朝ホテルへうかがうと、なんとお客様は日本人ではなくアメリカ人でした!

今、ダブリンにはブルース・スプリングスティーンが来ていて、昨晩が3回公演の初日。そういえば、私がご案内する4名のお客様はニュージャージー州在住の超VIPで、ブルース・スプリングスティーンのお友達です、と、この仕事を依頼してくれたショファー会社社長から事前情報が入っていました。
事前に知らされたお客様代表者の名字はどう見ても日本人のものではなかったのですが、日系アメリカ人とか、結婚で名字がアメリカ姓になったとか、日本語勉強中であえて日本語でガイドして欲しいとか(まさか!笑)、そういったことかなあと思い、あまり深く考えませんでした。
私にガイド依頼がくるということは、お客様は日本語ガイドをご希望されていると思い込んでいたので!

今朝になってふと、もしや本日のお客様は生粋のイングリッシュ・スピーカーではなかろうか…との疑念がよぎり(←気づくの遅すぎ!笑)、その通りだったので笑ってしまいました。こんな手違いもあるのね~、と。(笑)
でも、何ごともなかったかのようにガイディングしましたよ、英語で。お客様には「アイリッシュ・アクセントがヘタでゴメンナサイ~」と半分本気の冗談で笑いを取って…!

知識があれば多少のボキャブラリー不足は補えるので、英語でガイディングすることもやぶさかではないのですが、国によって行動パターンやメンタリティーが違うので、その点を汲み取ってご案内するのが難しいんですよね。
日本人ならここへお連れすると喜んでもらえるけれど、アメリカ人はそこではなくここ、といった観光ポイントの違いも。その辺りはお客様の反応を見つつ、好みをうかがいながら、どうにかクリアーし、お楽しみいただけたようで良かった、良かった。
アメリカ人のお客様慣れしているショファーのヤンが歌ったり、軽いジョークで盛り上げてくれたのには助けられました。(←これ、アメリカ人には大事みたいです。日本のお客様はよほど面白いジョークでない限り、逆にしらけてしまうんですが)

それにしても、私に仕事を依頼してくれたショファー会社は、私が日本人だって知らなかったのでしょうかね~。(名前で気づきますよね、普通)
アイルランド人のガイド仲間が私のことをリコメンドしてくれたらしいのですが、何人だとか、何語だとかぐちゃぐちゃ聞くこともなく、仕事ができるか否かで信頼し合えてしまうのがアイルランドらしくていい。
まあ、無事に終わったから言えることですが、こんな手違い(私の勘違い?)もときにはちょっと面白いかも。楽しかったし、自分がアメリカ人のご案内も出来ることもわかり、良い経験になりました♪

OldLibraryoutside0523
本日のトリニティーカレッジ構内オールドライブラリー。日本人の観光と違って事前予約の段取りなし。朝お会いしてすぐに予約をしていただき、無事に午後いちばんに入場できました(そろそろ繁忙期に入り、お昼までにはその日のチケットが売り切れてしまうことが多いです!)
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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