久しぶりにテンプル・バーのフード・マーケット(
Temple Bar Food Market, Dublin 2)へ。
激しい雨が降ったりやんだりの日でしたが、マーケットは土曜日のみ。
拙著の最新改訂版を出すにあたり、今も「ホグ・ロール」が存在しているのか確かめなくてはならず(!)、雨にもマケズやむなくでかけたところ…

あった!私の愛するホグ・ロールの屋台が。子豚の丸焼き屋さん、
Good Life Food Co.さんです
メニューは以前とだいぶ変わり、ポークのほかビーフやラムも加わり品数は増えているものの、「ホグ・ロール」が見当たらない。本の写真を見せて「今もコレありますか?」と聞くと、パンがロールからバップに変わり、名称も「ピギー・バップ」に変わったと教えてくれました。
あ~、雨の中、こうして確認しに来て良かった。そして、ホグ・ロール改め、ピギー・バップが今もあって良かった!
写真を撮って掲載し直します、と言うと、気合いを入れて作ってくださいました。

裂いたローストポークがたっぷり。赤キャベツと揚げ玉ネギ、ブランデー入りリンゴのチャツネもたっぷり♪

私の本を持って屋台に食べに来てくれる方がときどきあるそう。「コミュニティーをつないでくれてありがとう」と、温かいリンゴジュース付きでピギー・バップをご馳走してくれたスティーブンとシーダ、こちらこそありがとう!
ボリュームたっぷりのバップでお腹も心も満たされ、雨にぬれた身体に温かいリンゴ・ジュースがしみわたりました。コロナ禍を経てマーケットもいろいろ変わりましたが、みんな変わらず優しいなあ。
あの本を執筆したことで、読者の方とアイルランドをつなぐ役目をさせていただいたと思っていましたが、私自身の人間関係も広がり、さまざまなコミュニティーとよりつながることになっていたんだなあ、と気づかされました。
こういう確認は電話やメールですませ、写真を借りて対処することも出来なくはないのですが、やっぱり自分の目で見て、もう一度食べてみないと最新版として出す自信が持てなくて…。
手間はかかりますが、こんなふうに人と会って話してページを作っていくことで、紙面により臨場感が生まれるかと。手間を惜しまず、そして雨にもマケズ(!)出かけてきて良かったなあ、と思ったのでした。

悪天候でお客さんも少ない中、楽しく歌い演奏してマーケットを盛り上げてくれていたお2人
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