ここ数日ご案内していたのはダブリンに拠点をお持ちのお客様で、昨年より何度かに分けてアイルランド各地をご案内させていただいています。
今回はアイルランド南西部、ディングル半島を中心に2泊3日の旅。
ダブリンからディングル(Dingle, Co. Kerry)へは、緑の大地を走ること片道350キロ。長い道のりですが、春の芽吹きと黄色いハリエニシダに縁どられた道行きはなんとも美しく、道中の名所旧跡に立ち寄りながらディングルに到着すると、素晴らしいお天気が迎えてくれました。
昨日は、ヨーロッパ最西の岬のある半島の先端、1周48キロのスレー・ヘッド・ドライブ(Slea Head Drive)を周遊。

昼間の賑わいが嘘のように静かな、朝のディングルの町から出発

石の史跡が多いディングル半島。こちらはビーハイヴ・ハット(ハチの巣小屋)と呼ばれる石の祠群で、8世紀頃に海からの外敵を守るために建てたとの説が一般的ですが、より古い時代のケルト遺跡との説を唱える人も→
ディングル半島でコヒツジを抱っこ♪(2018年5月)

子羊に振り向きざまににらまれて、「僕の仲間を食べたな~」って言われた気がした…前の晩に食べちゃったので!→
今が旬!ケリーでラムを食す(ロード・ベイカーズ in ディングル)
ヨーロッパ最西端の岬ダンモア・ヘッド(Dunmore Head)とクミノール・ビーチ(Coumeenoole Beach)。いつ見ても、何度見ても美しい!→
ヨーロッパ最西端、ディングル半島のダンモア・ヘッド(2018年8月)

引き潮のクミノール・ビーチを歩きました

次なる絶景ポイントはスリー・シスターズ。名前の「三姉妹」は写真右後方の3つの峰で、左の3つの峰のあるシビル・ヘッド(Sybill Head)は、2016年映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のロケ地です(ビーハイヴ・ハットを数体この高台に建造して、ジェダイ神殿としました)

このあと、チャック・オーニャ(
Tig Aine)でお茶休憩。「オーニャの家」の意味のカフェで、ケーキ類も販売されているカードや絵もオーニャさん作

店内には素晴らしいハープ型の椅子が。店の開店を記念して、地元のアーティストが作ってプレゼントしてくれたのだそう

ひと息いれたあと、スレー・ヘッド・ドライブいちの石の史跡、ガララス礼拝堂(Gallarus Oratory)へ。端正な石造りが美しい。11~12世紀建造、ほかに類を見ないユニークな建造物です
ディングル・タウンに戻り、お天気もいいのでボート・ツアーに参加してみました。ディングル湾を出て沖をまわる約1時間のツアーです。(一人10ユーロ)→
Dingle Boat Tours
ガイドのデクランさんが、土地の歴史から見える崖の名前ひとつひとつに至るまで詳しく説明してくれました

ディングル港から思ったより遠くへ。断崖や山々の景色が美しい

スケリッグ・マイケル(Skellig Micheal)を彷彿とさせる岩!同じ赤砂岩なのでよく似ています

この△は巨人のアイロンだそうです
ディングル・タウンに宿泊していたので、半島めぐりとボート・トリップをしてもまだ時間はたっぷり。このあと町歩きも楽しみましたが、ディングルに来たらもちろん、コレも欠かせません!

アイルランドいちおいしいと常日頃から私が豪語している、マーフィーズ・アイスクリーム(
Murphy's Ice Cream)!ダブリンにもあるけれど、ここディングルが本店。私のお気に入りのフレーバーは、シーソルト&クッキーです♪

ディナーはやっと予約が取れた人気のシーフード・レストラン、アウト・オブ・ザ・ブルー(
Out of the Blue, Dingle)にて(先日イースター休暇でこちらに来た時はまったく予約が取れなかった!)。スターターにいただいたお店特製のシーフード・チャウダーはフェンネルがきいた大人の味
そして今日は、ディングル半島の北側を通って帰路へ。

スリリングなコナー・パス(Conor Pass)。標高456m、山越えの道としては島内いちの高さ

トラリーにある、19世紀の木製風車、ブレンナヴィルの風車(
Blennerville Windmill, Tralee)。現在は修復され、再び使用できる状態とのこと
コロナ禍以前に比べると団体ツアーのお客様はまだまだ出足がゆっくりですが、こうして個人のお客様からのご依頼を次々いただき、おかげ様でそこそこ忙しく動きまわっています。その多くが、ご紹介や口コミ、そしてリピーターさん。皆さん、ありがとうございます!
まだまだシーズン始まったばかり、この先も多くのお客様をお迎えするのを楽しみにしています♪
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