2017年に出版した拙著『
絶景とファンタジーの島 アイルランドへ』(イカロス出版)が、増版分含めおかげさまで売り切れとなり、あらたに編集・構成し直して最新版を出していただけることとなりました。
(アマゾンや一部書店さんではまだ入手可能→
ケルト書房 など)
今、超特急で追加取材を進めていますが、昨晩ベルファーストで仕事が終了したついでに、そのまま滞在して飲食店の取材や街歩きをしてきました。
昨今のベルファーストは、ダブリンに負けず劣らずヒップでおしゃれ。とくに、シティホール~ベルファースト大聖堂にまたがるカテドラル地区(Cathedral Quarter)の変わりようと言ったら。
この辺りは、私が初めて来た20余年前は紛争の傷跡残るうらぶれたエリアでした。少しづつ再生していく様を見てきましたが、今や古い建物が飲食店に変わり、人々のエネルギーあふれるダブリンのテンプル・バー的なエリアに生まれ変わっています。(いや、テンプル・バーより観光客少な目で、地元感あるかも)

パブやカフェ、ミニ・シアターなどが集まるインスタ映え抜群のコマーシャル・コート(Commercial Court)

いちいち足を止めて見たくなるミューラル(murals,=壁画)がいっぱい(かつてはミューラルと言ったら紛争関連のものばかりだった)

ワンコと造船(ベルファートはかのタイタニック号を造船した街)。隣りのダーティー・オニオンはワンコ連れOKのパブ、ビアガーデン、チキン丸焼きが有名なレストラン。ベルファーストの知る人ぞ知るミュージシャンが毎日日替わりで演奏、私も昨晩はここで楽しい夜を過ごしました♪

カテドラル近くのドネゴール通り(Donegall Street)にて

行列ができる噂のカフェにて朝のコーヒー。フラットホワイトがスワン柄!

ヒル・ストリート(Hill Street)の路地裏にて、ジョージ・ベスト発見!マンチェスターユナイテッドで活躍したベルファースト出身のサッカー選手。2005年、早世した彼を悼んでベルファースト・シティ空港は「ジョージ・ベスト空港」と名を変えました

さらに奥へ入っていくと、古い写真を展示した町の歴史が壁一面に

うわ、こんなに可愛いアイスクリーム屋さんも!

こちらはバンク・スクエア(Bank Square)のミューラル。造船所、シティホール、名物ブラックタクシーなど町のシンボルがひと目でわかる

同じくバンク・スクエアにある町のヒストリーを記した壁。産業都市として発展してきたベルファーストのワーカーたち
しばらくぶりに会う友人とランチしておしゃべりして、今どきのベルファーストの街の空気を感じてきました。
なんだか昔のダブリンみたいなバイブがあって、あらためてベルファーストを好きになりました。ダブリンももちろんいいけれど、昔を知る者からすると、発展しすぎ&洗練されすぎちゃったので。
このライブリーなベルファーストの「今」を、出来る限り最新版に反映したいと思います。どうぞお楽しみに♪

昨晩のベルファーストのシティ・ホール。夜9時頃、まだまだトワイライトです
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コメント
北の国からSHIGE
7年前、私たちのツアーグループがベルファスト空港に着いたのは、夜も遅い10時ころでした。
現地ガイドさんがお迎えに来ておられました。
テキパキと仕事をさばいてくれる頭脳も言語も明晰な小柄の美人さんが、山下直子さんでした。
明日からの楽しい旅行が期待されました。
バスで空港を離れた時、ふと空港を見ると建物に緑のネオンで「GEORGE BEST BELFAST INTERNATIONAL AIRPORT」 と電飾がありました。
「George Best」つてなに?と思っていると現地ガイドの山下さんが、説明してくれました。
「George Best」は北アイルランドの有名なサッカー選手で、世界でもサッカー選手の名がついている空港は珍しいと。
サッカー選手の名前なのかと、強く印象に残りました。
Belfast市内にまで肖像画がかざってあるとは、驚きです。
記念館もあるのでしょうか。
2023/04/16 URL 編集
naokoguide
頭脳明晰で美人…かどうか?わかりませんが、嬉しい誉め言葉をありがとうございます!
ベルファーストは空港が街に近いので、ホテルへ移動するまでの短い時間だったと思います。覚えていてくださって、嬉しいです。
ジョージ・ベストはベルファーストの下町出身の英雄で、亡くなったあと、記念紙幣も発行されました。(買っておけばよかった、と今も後悔しています…)
ジョージ・ベストの記念館というのはないのですが、育った家が見学できたはず…と思い、調べてみたら、なんと宿泊できるようになっていました!
https://www.georgebesthouse.com/
お墓もベルファーストにあるので、あわせて行ってみようと思いつつ、いまだ行けていない場所のひとつです。
2023/04/16 URL 編集