今日から4日間の予定で、バイデン米大統領が南北アイルランドを訪問。
先ほどベルファーストにエアフォースワンが到着し、大統領がタラップを降りて黒塗りの車に乗り込む様子が報じられました。車の影になって見えませんでしたが、スナク英首相がお出迎えしたようですね。
歴代23人目のアイルランド系アメリカ大統領であり、自ら「I am Irish」を公言し、そのルーツを誇りにしておられるバイデン大統領。
ケネディも、レーガンも、クリントンも、オバマもそうしたように、大統領になったアイルランド系は皆さん任期中にご先祖の地を凱旋訪問するのがお決まりなので、バイデンさんもコロナ禍が開け次第いらっしゃるとは思っていました。
今回の訪問は、昨日4月10日がまさにその日だった北アイルランド紛争の和平合意「ベルファースト合意(グッドフライデー・アグリーメント)」の25周年に当てたもの。ベルファースト、ダブリン、そして2か所のご先祖の出身地へも立ち寄られます。
カウンティー・メイヨーのバリナと、カウンティー・ラウスのカーリングフォード。今も地元にお住まいの遠縁の方を含め、地元コミュニティーは大いに盛り上がっているようです。
※バイデン大統領のアイリッシュ・ルーツについての過去ブログ
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「アイルランドの真の友」バイデン大統領、歴代23人目のアイルランド系(2021年1月)
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次期アメリカ大統領当確バイデン氏のアイルランド系ルーツ(バリナとクーリー半島)(2020年11月)

1850年代、バイデンさんの「ひいひいひい」お祖父さんに当たる方がメイヨーのバリナ(Ballina, Co. Mayo)からアメリカへ移民。メイヨーは国技ゲーリック・フットボールが盛んな地元色の強い地で、赤とグリーンのメイヨー・カラーがトレードマークです(昨年ウェストポートで見つけたメイヨーづくしの本の表紙!)
ダブリンも明日あさっては市街地のあちこちが警備上の理由で閉鎖されたり、通行止めになったりするようですが、2011年のエリザベス女王の訪問に続く、オバマ元大統領の訪問を思い出します。
強風が吹き荒れているのも、オバマさんの訪問のときと同じ。ダブリンのあとロンドンを訪問する予定だったオバマさんは、強風でフライトが飛ばなくなることを懸念して、予定よりひと晩早くロンドンへ行ってしまったのでした。
夜のニュースで「presidential storm(大統領の嵐)」と言っていたけれど、さすがアメリカ大統領、「嵐を呼ぶ男」!
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