2月より3回シリーズでお話ししてまいりました
NHK文化センターさんのオンライン講座「文学ゆかりの地で歩く、ケルトの島アイルランド」ですが、本日の「ブロンテ姉妹父のルーツとシャーロットのハネムーン」を最終に、無事に終了いたしました。
ご参加くださった皆さんとお世話くださったNHK文化センターさんに、この場を借りてあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました!(見逃し配信は4月4日~17日)
「W.B.イェイツの創作の源、スライゴ」、「C.S.ルイスの故郷ベルファーストと「ナルニア国」」、そして今回のブロンテ姉妹...と、2月より月一でお話ししてきたアイルランド文学散歩。自分自身が英文学好きなので、ついついみんなも好きであろう、と思ってしまいがちですが、実はニッチな興味対象であるらしいと最近やっと気が付きました(笑)。
このようなテーマの講座にご参加くださる方がいらっしゃるだろうか、と若干不安でしたが、蓋を開けてみたら、英文学好き・アイルランド好きの方々が多く集まって下さり、本当に嬉しかったです。
この流れで文学モノを続けられたら…と思わなくもないのですが、ほかに出来そうなのはジョナサン・スウィフトとか、「ドラキュラ」?作品の読み込みが足りないけれど、ジョージ・バーナード・ショーも面白い人だったので、いつか極めてお話しできるまでになれたらいいなあと思います。
個人的にはドラマや、マイナー映画のロケ地めぐりもお話ししたいところ。そして、番外編として「ハイジの舞台と作者ヨハンナ・シュピリの故郷を訪ねて」はどうかなあ、と密かに思っているのですが、参加したいという方いらっしゃいますか?ハイジには、アイルランド・ネタはどう逆立ちしても絡められそうにないけれど(笑)。
本日の講座の最後に予告しましたように、『嵐が丘』、『ジェーン・エア』に登場するお屋敷のモデルとなった館も、せっかくなのでこのブログ上でご紹介しますね。近日中にアップしますので少々お待ちを。
そしてこちらは、今回の講座に含め損ねた、ブロンテ父パトリックが教鞭をとったドラムバリローニー教会&学校(Drumballyroney Church and School, Co. Down)にある『嵐が丘』のキャサリン&ヒースクリフのモザイク写真です。

記されているのはキャサリンの有名なセリフ、「He's more myself than I am. Whatever our souls are made of, his and mine are the same(彼は私よりも私自身なの。私たちの魂が何でできていようと、彼と私の魂は同じなの)」…ああ、ヒースクリフがこれを聞いていさえすれば!😭
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コメント
Natsuno
ドラキュラについての講座も機会があればぜひ聞きたいです!ダブリンではハロウィン期間にブラム・ストーカーフェスティバルなるものがあると先日初めて知りました。妖精のイメージとは違った、ゴシックホラーな雰囲気のお祭りがあるのが面白いなと思いました。
2023/04/02 URL 編集
naokoguide
楽しい時間だったとおっしゃっていただけて、安心しました。良かった💓
9月からダブリンにいらっしゃるんですね。街でお会いすることもあるかも、よろしくお願いします!(お時間あればお茶しましょう~♪)
ブラム・ストーカー・フェスに間に合いますね。コロナ禍でフェスがオンラインイベントになってしまっていた時、友人を誘って勝手に「ブラム・ストーカーゆかりの地めぐり」をしました(笑)
http://naokoguide.com/blog-entry-3500.html
講座をしたら聞きたいとおっしゃって下さり、夢が広がります~!
2023/04/02 URL 編集
Reiko
嵐が丘を読んだのは随分まえ、私の場合はケイト・ブッシュの歌がきっかけで読みましたが、暗く悲しくどん引き(笑)に近かったような記憶です。そのころはブロンテ姉妹がアイルランドと深い関係があるとか、知らなかったですし、本を読んでから何十年も経って、このような講座を受講するとは夢にも思っていなかったわけですから、面白いものですね。このような出会いに感謝です。物語の成り立ち、作者の生き方から考えるとほんとに面白いです。そしてほんとにいろいろなものを通して、アイルランドって、良いな~~~♪って(^_^)思います。
楽しい講座をほんとにありがとうございました。また、このような講座、お願いいたしまーーす。あ、講義の時にナオコさんが着用されていたペンダント素敵でした!!
2023/04/02 URL 編集
naokoguide
楽しかったとおっしゃっていただけて嬉しいです、良かった!💓
ケイト・ブッシュの歌で『嵐が丘』はより読まれるようになりましたよね。確かに暗い、悲しい、小説も歌も(笑)
アイルランド、本当にいろいろなところでつながってますよね。ブロンテ姉妹の血筋がアイリッシュだったということを知ったときにも嬉しかったですが、シャーロットがハネムーンでケリーに来ていたことを、当地で出版されている「文学でめぐるアイルランド」的な本を見ていて見つけたときには、本当に感動しました。
ケルト十字のネックレス、気が付いてくださってありがとうございます!ニューグレンジ近くに実物があるケルト十字架のレプリカで、そこがご先祖の土地だという方にプレゼントしていただきました。気に入って、最近よくつけています♪
あ、あと、昨日はブルーを来たんですが、密かにラグビーのサポートでした。レンスター(ダブリンを拠点とするプロビンス・チーム)の大きな試合があったので(笑)
2023/04/02 URL 編集