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国立公文書館でリサーチの日々

某TV番組のリサーチの仕事で、先週より国立公文書館(National Archives of Ireland, Dublin 8)通いが続いています。
国立公文書館のマイケル・コリンズのダイアリー

今日で3日目。はじめはドキドキしていた機密文書の扱いや検索も、だいぶ慣れて板についてきました。
政府や大使館文書の目録を見ていると、依頼されているリサーチ案件とは別に、うわ~、これ読んでみたい!と思う文書タイトルがいっぱい。検索しているのは1980年代後半、北アイルランド紛争激しかった時代。ダブリンーロンドンーベルファーストで交わされた機密文書の数々はもちろん、日本との外交文書や、隠されていたロシアの宝石が1988年に見つかった(注)顛末など多岐にわたり、思わずリサーチの手が止まることしばしば。

不思議なことに、この公文書館で友達ができ、昨日も今日もランチタイムはひとりではありませんでした。
公文書館には1時間のランチ休憩があり、その間は閲覧室を出なくてなりません。閲覧室では皆、静かに資料検索に没頭していますが、そこはやはり話好きのアイルランド人ですから、ランチタイムに外へ行こうとクロークルームでコートや荷物をまとめながら「何を調べているの?」とか、「どこから来たの?」とつい声をかけ合ってしまうのです。
そうしているうちに、この辺でどのカフェがおいしいの?、私は○○カフェに行くんだけど、じゃあ一緒に行っていい?…なんてことになり、昨日はカナダのケベック州在住というアイルランド人女性、今日はロスコモンから来たという男性と、なぜか一緒にランチし、話が弾んでメールアドレスまで交換してしまいました。
本来、私語厳禁なはずの公文書館で友達の輪が広がるって、あまりにアイルランドっぽくてなんだか笑えます(笑)。

今日で依頼されたリサーチはほぼ完了したのですが、個人的な興味から見たいファイルを書庫へオーダーしたので、あともう一日通う予定です♪

kaoedenoochiba1122
今年の秋は異例の温かさだったのが、先週あたりから急に寒くなりました。昨日の冷たい雨風でいっきに落葉。落ち葉のあいだに緑のシャムロックがのぞいています☘

(注)1920年、当時財務大臣だったマイケル・コリンズがロシアから借金のカタに受け取った宝石。コリンズの相棒ハリー・ボーランドの遺族が隠して保管しており、独立後に返却して…といった経緯だったような…。
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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