ベテラン添乗員さんをご案内してのアイルランド西海岸の旅。
スリーヴリーグ、
ベンブルベン、
クロー・パトリック…と連日ハイキング/軽登山をして、
南西部の岩島スケリッグ・マイケルまで足を伸ばしましたが、スケリッグへ行く途中にアラン諸島のイニシア島(Inisheer, Aran Islands, Co. Galway)に一泊してひと休みしました。
アラン諸島と言えば、団体ツアーで行くのは通常イニシュモア島ですが、添乗員さんであるお2人は当然そこへは行ったことがあり、今回はあえて3島の中で最小のイニシア島へ。

ドゥーリン(Doolin, Co. Clare)からフェリーで20分。この航路では、崖の名所モハーの断崖(Cliffs of Moher, Co. Clare)が海から眺められます

到着後、早速島のビーチへ。砂浜や岩の上を歩く皆さん

私はひと泳ぎ。トモコさん、シンコさん、そしてこの日から旅の仲間に加わったダブリン在住のミナコさんと。まだまだ夏!…な私は海の中ですが、皆さんは冬のような支度。この体感の違いはいったい何?(笑)

島でいちばん高い場所にあるオブライエン城(廃墟)からの眺め。暮れゆく空のもと、石垣に仕切られたアラン諸島独特の景観を一望(トモコさん撮影)
私自身はイニシア島を訪れるのは8年ぶり、2度目。→
イニシア島へ初上陸!(2014年5月)
アラン諸島のほかの2島(イニシュモア、イニシュマーン)にはこれまで何度も宿泊する機会がありましたが、イニシアで夜を明かすのは私も初めてでしたので、島で見る夕日、朝日を楽しみにしていました。

期待を裏切らない美しさ!午後8時40分頃、日が沈んだ直後の夕空。イニシアとは「東の島」の意味ですが、アラン諸島のほかの2島はイニシアの西にあるので、お隣りのイニシュマーンに日が落ちます

そして目覚めると朝日。朝6時50分頃、アイルランド本島から日が昇り、海と空がオレンジ色に染まりました
本土からのフェリーが到着して島がにぎやかになる前に、名所めぐりを楽しみました。多くの観光客は日帰りなので、宿泊すると島本来の静けさを味わうことができて嬉しい。

10世紀頃建立の聖クィヴォン教会(Saint Caomhán Church)。海から吹きつける砂で埋もれかけたのを島民たちが掘り出し、「sunken chuch=沈んだ教会」になりました。聖クィヴォンはイニシアの守護聖人、グレンダーロック(Glendalough, Co. Wicklow)を創始した聖ケヴィンのお兄さんらしい

教会の敷地は現在墓地になっています。素敵なケルト十字架の墓石
イニシア島きっての名所、『ファーザー・テッド』のオープニングで有名なイニシアの難破船「プレッシー(The Plassey)」も見逃せません。
1960年3月、ゴールウェイ湾運航中に嵐に遭い、イニシアに打ち上げられた貨物船。詳しくは過去ブログをご参照下さい。
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『ファーザー・テッド』で有名なイニシアの難破船、プレッシー(2014年5月)

嵐に打たれたりして風化が進んでいるようですが、60年以上経った今もその姿をとどめています

プレッシーをバックに岩場でひと泳ぎ。前日に泳いだビーチもここも、とにかく水がきれい。小さな魚の群れや、ゆらゆら揺れる海藻の中を泳ぎ、気分はすっかり竜宮城♪

本土へ戻るフェリーを待つ間に飲んだ冷たいサイダー(林檎の発泡酒)がおいしかったな~(カールスバークのグラスですが中身はシードル)
そういえば、以前に来た時にはイルカのダスティーが迎えてくれたのですが、今は本土に戻ったようでイニシアにはいませんでした。もうずい分前のことですが、ドゥーリンの波止場でダスティーと泳いだことがあります。本土で元気にしてくれているといいのですが。
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イニシアでイルカのダスティーに再会(2014年4月)
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野生のイルカ、ダスティーと泳ぐ(2011年8月)

以前にはなかった新しいアランニットのお店が出来ていました。残念ながら非売品だった、レプラコーン付きティーコージー
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