先週末を過ごしたアキル島(Achill, Co. Mayo)で、大西洋の海水から塩造りをしている製塩所&ショップを訪ねました。
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Achill Island Sea Salt, Achill(アキル・アイランド・シーソルト)
2013年にオマーリーさん一家が始めたファミリー・ビジネス。自宅キッチンで作り始め、徐々に需要が増えたので2016年に現在の製塩所を設立。以降、数々の食品賞を受賞し、メイド・イン・アイルランドの高品質の食品のひとつとして広く知られるようになりました。

テイクアウトのカフェも併設。白とブルーのアキル島の海を連想させる配色がさわやか

アキル島の山や崖の景色がブランドのロゴに。この棚に並んでいるシーソルト味のファッジ、ダブリンの自宅近くのカフェで買っていますがありますがとてもおいしいんです♪
訪ねたのが日曜日だったため製塩作業は行われていませんでしたが、塩造りの歴史や製法などの写真やパネル展示で見学。

海水による塩造りは古くからのアイルランドの伝統であり、ゴールウェイのソルトヒル(Salthill)、ウェックスフォードのソルティ島(Saltee Islands)など「塩」にまつわる地名が沿岸部で多く見られるのはそのため。
ところが19世紀初頭にアイルランドが正式にイギリスに併合されると、アイルランド島内での製塩には重税がかけられるようになり、塩造りの伝統は次第に失われていきます。ちょうどその頃、イギリス本国では産業革命による重機の発達で岩塩がより簡単に採掘出来るようになり、アイルランドもそれに頼るようになった…とのことでした。

昔ながらの海水塩はまさに大西洋の恵み。現在ここでは3種の塩を作っていて、左からスモーク塩、海藻入り塩、普通の塩

自家用に海藻入り塩を購入。ダブリンでもこだわりの食材を扱うような店で時々見かけます

食品以外のお土産もあり。こちらは海藻入りシャンプーバーで、友人スザンヌが自宅で作ってここに卸しているもの。以前にスザンヌにプレゼントにいただきとても良かったので購入

自家用シーウィードバス(海藻風呂)も!
見学&ショッピングのあとは、併設のカフェでおやつタイム。食事はありませんが、コーヒーなどのドリンク、スウィーツあり。

シーソルド・アイスクリームのアフォガードを。シーソルト・ファッジ入りでおいしい~

カフェはアウトドア・スペースのみ。雨天でもOKな屋根付きベンチが素敵
海や山、断崖など自然の景観をさんざん楽しんだあとだったので、製塩所の見学は景色が変わって新鮮でした。
自宅に帰って早速、ここの海藻入り塩でキュウリの塩もみを作っておいしくいただきました♪

製塩所裏手に海水タンク発見。ここから塩が出来るんですね!
【アキル島関連ブログ】
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