コロナ禍の制限で中止されていたアイルランド最大の伝統音楽の祭典フラー・キョール(
Fleadh Cheoil)が3年ぶりに開催され、日本からも演奏者の方々が複数アイルランド入りしています。
私もとある奏者の方をご案内させていただくのですが、その方がコンペティションで使用するハープをお預かりする!という重要なミッションを授かり、今日はアイルランド北西部へ車を走らせました。
諸々の経緯を経てお訪ねしたのは、北アイルランドとの国境にほど近い場所で、緑豊かなアイルランドの田舎の風景のほか周囲にはな~んにもない場所。「な~んにもない」ところが大好きな私には夢のような場所で、小道の奥に忽然と現れたポツンと一軒家には日本人のホストマザーがいらっしゃり、自然環境豊かな地で英語学習、伝統音楽体験、乗馬体験などを含むホームステイが出来る!という素敵なお宅でした。
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ホームステイ・アイルランド(日本語ページ)
可愛いワンコがお出迎え♪

ホストマザーの妙子さん、ご主人のピーターさん、4人のお子さんが暮らすお宅は、100年以上前の古い石造りのコテージの外観をそのまま残し、内装をリフォームした手作りの家。ご家族や訪問者が多いので、年中「ハッピーバースデー」だそう!
素敵なお宅に魅せられて、吸い寄せられるかのようにあがりこみ、妙子さんがいれてくれたコーヒーをいただきながら、ステイ中のリオさん、同行した友人も一緒に楽しいティータイム。

アンティーク風の木の家具がどれも素敵

窓の外には秘密の花園が
ティータイムのあと、家の周りを案内いただきました。
19世紀半ばのジャガイモ大飢饉のときに打ち捨てられたと思われる古いコテージの廃墟がそのままに残されており、その周囲に妙子さんご家族がこの地に住み始めてから植えたという樫や柳の木々が育ち、新たな生命を吹き込んでいるかのよう。

果樹も多く植えられており、こちらは洋ナシ。イチジクやプラムもありました。果樹に囲まれた家って夢です💓
伝統音楽の奏者の方々に人気のステイ先というのもうなずけます。「な~んにもない」環境こそ、夢や創造性の宝庫ですから。
そして、お家や環境もさることながら、ホストマザーの妙子さんのお人柄が素敵。初めてお会いしたとは思えないほど楽しくおしゃべりさせていただき、また遊びに来て下さいね~と見送ってくださいました。

妙子さん(右)、ステイ中のリオさん(中央)とご一緒にお家の前で♪
ハープをお預かりするというミッションのおかげで、素敵な場所に来られて、妙子さんともお知り合いになれました。
ハープという楽器はかつて吟遊詩人と呼ばれる人々がアイルランド各地を旅まわりしながらポロリン、ポロリンと奏でて歩いたもの。アイルランドの国章にも採択されている伝統楽器です。(ギネスのマークもハープ!)
そのハープがつないでくれた素敵なご縁に感謝♪

お預かりしたハープはこんなふうに私の車に積まれ、ダブリンまで輸送。奏者の方のご到着まで大切にお預かりします♪
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