折からの熱波が最高潮に達し、今日のアイルランドは歴史的な暑さに。
これまでにアイルランドの気象庁が記録した最高気温は、1887年、キルケニー城(Kilkenny Castle. Co. Kilkenny)での33.3度。今日はダブリンのフェニックス・パーク(Pheonix Park, Dublin)で33度を記録し、135年前の記録に迫る暑さとなりました。
20世紀&21世紀でいちばん暑い日! この時期の通常の気温より、12.8度高かったそうです。
アイルランド東部、内陸部の各地で30度越えとなり、多くのアイルランド人が「人生でいちばん暑い日」を体験。ダブリンの友人たちとメッセージを交わすと、みな口々に、冷水シャワーを浴びたとか、仕事を休んで海へ行ったらイモ洗い状態だったとか、アイスクリームを何個も食べたとか言っていました。
私はツアーのお客様と西部~北部にいたため、あいにく(幸い?)30度を越える暑さは体験せず、最高28度くらいだったでしょうか。

スライゴのドラムクリフ教会(Drumcliff Church, So. Sligo)のハイクロス。激しい日差しと生ぬるい空気ながらも、風はさわやかでした

スライゴの街(Sligo)をお客様と歩きました。ガラボーグ川(River Garavogue)沿いの遊歩道にて

泥炭水の茶色い川の中にサラサラと流れる藻がきれい。小さな白い花がいっぱい咲いているのを見て、お花に詳しいお客様が「梅花藻(バイカモ)」だと教えて下さいました。水のきれいなところにしか咲かないそうです
これは明らかに異常気象で、夜間の熱中症や水難事故への注意、節水が呼びかけられています。
猛暑の日本からいらしたお客様にはさほどの暑さではないものの、皆さん、アイルランドは涼しいと思って春・秋用の支度でいらしているので、こんなに暑くなってびっくり。
スペインやフランスでは大地が燃えて、大変な被害となっていますね。夕方のニュースを見て驚きました。
お隣りのイギリスでは30度台後半となり、学校が閉鎖され、列車や飛行機が止まったそうです。明日は40度を越えるとか。
アイルランドは明日からは気温が下がるとの予報。太陽が大好きなアイルランド人ですが、さすがに暑すぎたので、明日はちょっとひと息つけそうです。
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