職場のアメリカ人の同僚たちが開いたホームパーティーに呼んでいただきました。
参加者が料理を持ち寄るポットラック・パーティー。普段日本人らしいことは日本語をしゃべるくらいしか出来ないくせに、つい背伸びをして、お寿司を作って持っていきます!と口走ってしまったため、慣れない巻き寿司作りに奮闘することに。
巻き寿司は作ったことがないわけではないものの、最後に作ったのはかれこれ10年程前。すっかり要領を忘れてしまったので、数日前からYouTubeを見てイメージトレーニング。有り合わせのもので何度か巻く練習をして、前日に具材の買い出しをして、念入りに包丁を研いで、いざ当日。パーティー開始の数時間前から作り始めました。
巻き寿司って巻き簾があれば巻くのはそれほど難しくないのですが、切るのにコツが要りますよね。包丁の切れ味が悪くて悲惨な出来になってしまった経験あり。日本から砥石を持ってきていて良かった~。

じゃ~ん、奮闘の末、完成したお寿司。我ながらきれいに出来上がって嬉しい♪
ご飯6合分、11本巻きました!
具材はあまり凝らず、生サーモン、スモークサーモン、きゅうり、アボカド、カニカマ、シーチキンのマヨネーズあえ、ウナギの蒲焼き、卵焼き、クリームチーズを組み合わせて。好き嫌いのあるウナギ入りと、ベジタリアン寿司は別の容器に分けました。
失敗して買ったものを並べる羽目にならず良かった~。やれば出来るじゃん、私も!(笑)

皆が持ち寄った料理を大テーブルに並べて準備中

バナナの皮の上に盛り付けるのは、料理上手なフィリピン系アメリカ人の同僚のアイデア(つまみ食いしている人、約一名)
このあとも続々と料理を手に馴染みの顔が集まって来て、写真には写っていませんが、デザートもケーキだけで何種類も。
アイルランド(ダブリンコドル、チョコレートブラウニーなど)、アメリカ(テキサス風コーンブレッド、フライドチキン、キャラメルパイなど)、ドイツ(ドイツ風ソーセージ、シュニッツェルなど)、フィリピン(春巻き、チャーハン、ビーフンなど)、イスラエル(イスラエル風ピザなど)、日本(巻き寿司、焼きそばなど)の多国籍な料理がずらり並ぶ様は、それはそれは見事でした。
アメリカ人はお寿司が大好きですね。カリフォルニアロール的な巻き寿司は、日本人並みに日頃から食べ慣れている人が多いようです。
アイルランド人も私の友人たちはみな好きでよく一緒に食べに行きますし、最近はスーパーでも巻き簾や海苔など「寿司キット」が売られているほどなのですっかり日常化しているような気になっていましたが、ダブリンにいるからそう思うだけなのかもしれません。パーティーに来たアイルランド人の同僚のガールフレンドは「うわ~、スシって初めて食べるわ」と言っていたし、いくら私が自分で作ったと言っても、「はい、はい、冗談がうまいよね~」となかなか信じない人もいました。(←お寿司の実物を見たことがなく、プロが作ったものと見分けがつかない・笑)
いずれにしても、美味しいとみんなに食べてもらえて良かった。
パーティーは同僚のご家族やお子さんたちも交えてワイワイ。国籍も人種も年代も入り混じって、手作り料理を持ち寄るというスタイルのせいでしょうか、親戚一同の集いかのような、終始和やかで穏やかなムードでした。

宴もたけなわ、子どもたちのビデオゲームに大人も参入して一同、大爆笑

この日の主役はなんと言っても2歳のイザベルちゃん。ダンスが上手で、大人顔負けの動き!
よく笑い、よくしゃべり、よく踊りました。朝起きたら何故か全身、筋肉痛(笑)。
それにしても、企画したアメリカ人のパーティーの事前の仕切りが綿密で驚かされました。同じような料理が重ならないよう、何を持っていくか事前申告するのです。パーティーの数日前に申告済みの料理一覧が発表されて、足りないものはアレとコレです、まだ申告していない人はその中のどれかを持ってきてください、と割り振っていくという采配ぶり!
アメリカではこの手のホーム・パーティーが一般的なのでしょうね。アイルランドはパーティーと言ったらパブへGO!なので、これが世に言うポットラック・パーティーなるものか、と異文化体験した気分でした。
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コメント
sima-s
2022/06/22 URL 編集
naokoguide
必要は発明の母…とでも言いましょうか。私も日本にいたら作ることはなかったと思います。
コツがわかったら面白くなって、巻き寿司作りがすっかりマイブームに。その後も残った具材でお弁当に、夕飯に…と巻き続けています(笑)。
日本から持ってきた十穀米を混ぜたご飯ですし飯を作って巻いたら、ピンクのかわいいお寿司が出来ました!
2022/06/23 URL 編集