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ウィックロウの名山、グレート・シュガーローフに登る!(そして下山で迷う…)

このところハイキングづいていて、先々週のウィックロウ・ウェイ先週のクロー・パトリックに続き、今日はウィックロウを象徴する名山、グレート・シュガーローフ(Great Sugar Loaf, Co. Wicklow)に登りました。

実は今週末は北西部ドネゴールにある円錐形の山、エリガル(Errigal, Co. Donegal)に登るはずでしたが、そちらの天候があまりに悪いため中止に。代わりに、ダブリンから車で30~40分で行ける、エリガルより少し低いけれど形は同じような円錐形をしたこの山に登ることに。
高さ501メートル、それほど高い山ではありませんが、ダブリン・ウィックロウ山系からぽつんと外れてそびえているので、ひときわ目立つ山。ウィックロウ方面へのびる高速11号線やグレンダーロックへ行く道すがら、これまで数えきれないほど眺めてきた馴染みの山です。
※ちょっと古いブログ記事ですが、山の全景写真あり→ウィックロウのシュガーローフ山(2011年6月)

山頂へのトレイルはいくつかあり、山の南側にある駐車場「Great Sugar Loaf Car Park」から登り始めれば小1時間で登って降りて来られるのですが、それでは簡単すぎるので、あえて山の北東から登る長いルートを選択。フィッツサイモン・パークのGAAグランド(Fitzsimon Park GAA Ground)入口に車を停め、そこから約2.5時間のコースを行くことにしました。

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登り口がよくわからず、登り始めはちょっと遠回りしてしまいましたが、途中から無事にトレイルに合流。回り道したおかげでジギタリス(Foxgroves)の群生が見られました

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きれいなグリーン!ワラビの群生の中を歩きます

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30分ほど登ったところで振り返ると、そこは一面の緑のパッチワーク

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そして目指す山頂が近づいてきました。先週登ったクロー・パトリックと言い、アイルランドには山頂が円錐形の山が多いですが、いずれも約1万年前に氷河に削られて形成されました

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勾配が激しいため、植生もドラマチックに変わります。エニシダ(Gorse)とワラビ(Bracken)の群生が、ある程度の高さから一面ヒース(Heather)と泥炭地(Bog)になり…

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山頂に近づくと植物ゼロ、石だらけ!石英の山で、シュガーローフ(「砂糖の塊」の意味)の名は、白い石英に由来するよう。ニューグレンジ古墳の外観にほどこされた石英は5200年前にここから運ばれたと考えられています

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岩をよじ登るようにして山頂へ到達すると、そこには絶景が待っていました!

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アイリッシュ海も一望できます。今日は海上がかすんでいましたが、クリアーな日には遠くウェールズのスノードン山まで見えることもあるのだとか

山頂まで1時間半くらいだったでしょうか。遠回りせず、すぐにトレイルに入れればもう少し早かったかもしれません。
基本的に登りが続きますが、山頂近くの勾配の激しい石だらけの区間を除けば、それほど大変ではないと感じました。

それぞれ持参したランチやスナックを食べ、30分ほど休憩して、いよいよ下山。
さて、行きは良い良い帰りはなんとか…で、下山はちょっとしたアドベンチャーでした!
素直に来た道を降りれば良かったものの、別の道から降りようとしたのがいけなかった…。なぜかトレイルが探せず、あそこだ!と見えても岩や植物にさえぎられて行くことが出来ず。石の斜面を滑り降り(後ろ向きになって手をついて四つ足で降りたり、お尻ですべったり、それはもう可笑しかったです・笑)、ワラビやヒースの群生をかきわけ、やっと低いところに降りてきたと思ったら今度はチクチク棘のあるゴースをかきわけて進むはめに。

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とか言いつつも、コケが付着してこんなきれいな色味になった岩を見つけて感激したり…

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ワラビの群生をかき分け、妖精気分で歩いたり♪(ミナコさん撮影)

みんなで大笑いしながら(もう、笑うしかない!笑)、道なき道を行き、ついにトレイルに出た時はまるで財宝を探し当てたかのように大喜び。「道があるっていいね~」、「でもこういう道ばかりじゃ面白くないよね~」などと軽口をたたきながらも、実は内心、誰も怪我することなく無事に降りられて良かった~と安堵でいっぱいでした、ほっ(笑)。

ウィックロウの山歩きはどこも駐車スペースが混むので、朝早いスタートをお勧めします。(私たちは9時スタート、ほとんど人がいないうちに登れました)
そして道標のないトレイルも多いので、思いがけぬアドベンチャーになることもあり…です!(笑)
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。

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