
今日は
イースター・サンデー。
アイルランド人にとってのイースターは、キリストの復活祭以上の特別な意味を持つ日。
アイルランド独立の先駆けとなった事件、1916年のイースター蜂起が勃発した日です。
ダブリンの
GPO(中央郵便局)前にて今年も記念式典が行われ、約7000人の市民が集いました。
昨年の90周年のパレード&式典に比べると規模は小さかったものの、やはり蜂起が勃発した正午きっかりに、厳粛かつ華々しいセレモニーが行われました。

GPOにひるがえる半旗

整列するアイルランド国防軍の精鋭たち。あの中に
メアリー・マッカリース大統領がいらしゃいます
国防軍の代表者(女性でした)が、張りのあるよく通る声で読み上げた
「共和国宣言書」。1916年にパトリック・ピアースがここで読み上げたものと、全く同じ文面です。
Irish men and women...で始まる有名な文書、このような場であらためて全文を聞くと、胸に迫るものがあります。<
アイルランド共和国宣言書・全文>
セレモニーの終了と共に、今年も
エアフォースの市松文様がダブリンの青空を飾りました。

左下の尖った先端は
スパイア
大統領ご一行様が退陣するところ
昨年、30数年ぶりに復活したイースター蜂起の記念式典。
91周年の今年は、
北アイルランド・プロテスタント派の民主統一党(DUP)リーダーであるイアン・ペイズリー(Ian Paisley, 1926-)と、現アイルランド首相バーティー・アハーンの会談が先週ダブリンで行われた直後とあって、より平和的なムードが漂うものだったように思います。
蜂起で命を捧げたリーダーたちも、今日のアイルランドの様子を喜んで見守ってくれていることでしょう。

馬に乗ったお巡りさんをバックに記念撮影する人々
※過去の関連ブログ:
イースター蜂起のリーダーたちが眠るアーバー・ヒル墓地
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