少しずつ、本当に少しずつですが、ガイディングのご依頼が戻りつつあります。
今日はイギリス在住の日本のお客様を空港でお迎えし、終日ボイン渓谷(Boyne Valley)の観光。タラの丘(Hill of Tara, Co. Meath)、スレーン城(Slane Castle, Co. Meath)、そしてニューグレンジへ遺跡(Newgrange)をご案内しました。
タラの丘やスレーン城はコロナ禍にもプライベートで行くことがありましたが、閉鎖されていた期間が長かったニューグレンジはなんと2020年3月以来の訪問。過去20余年、夏になるとそれこそ毎週、いえ、多い時には連日のように来ていたニューグレンジ。顔馴染みのスタッフの皆さんに「ウェルカム・バック!」と口々に声をかけていただき、懐かしさと嬉しさがこみあげました。

ただいま、ニューグレンジ!今日のボイン渓谷は初夏の陽気、ときに日差しが暑すぎるほどの素晴らしいお天気に恵まれました

コロナ禍直前にリニューアルされたビジター・センターの展示室。古代の森を再現した展示ではシカやイノシシも(5000年前のニューグレンジの時代はアイルランド島の92%が森でした。今は11%…)
ニューグレンジの観光はビジター・センター経由のツアーでのみ可能。事前のオンライン予約が必要です。→
Brú na Bóinne Visitor Centre (Newgrange and Knowth) - Heritage Irelandコロナ禍以前はこの予約を取るのが至難の業でした。観光客が戻り始めたとは言えまだまだコロナ禍以前の比ではないので、予約は楽に取れるだろうと思いきや、ニューグレンジ側もちゃんと考えていて、訪れる人数を見込んだ限られた予約スロットしか出しておらず、希望の時間に見学するにはやはり早めの予約が必要であることも分かりました。
見学ツアーは、以前にはなかったニューグレンジとナウス(Knowth)の2つの遺跡を1枚の予約チケットで見学できるものが加わり、本日はそれに参加。

ニューグレンジへ行く前にまずはナウス遺跡を見学。有名なのはニューグレンジですが、大きさがいちばんなのはナウス。ヨーロッパいち大きい羨道墳(passage tomb)です
久しぶりのガイディング、そして久しぶりのニューグレンジを満喫。やっとホームに戻ったような気がした1日でした。

ランチにはお客様とご一緒にギネス・ビーフ・シチューを。以前から行きつけの、スレーンのコニガムアームズ・ホテル(
Conyngham Arms Hotel, Slane, Co. Meath)のレストランにて😋
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コメント
sima-s
同業の方々に「ウェルカム バック!」と迎えられるナオコさまを、誇らしく嬉しく思います。
私は元々U2の出身地ということだけでアイルランドに興味をもったのでしたが、今は「ナオコさまのいる国」として親しみを抱いています。
乗り物に酔ってしまうので、子どもの頃から「旅行」は苦手で(学校の遠足は苦行でした)、日本国内旅行も数えるほどしか経験が無く、海外旅行は「恐ろしい未知との遭遇」に等しい。けれど、2020年コロナで在宅時間が増えて以来、ナオコさまのブログに親しんでいるうちに、生きているうちにアイルランド行ってみようかな、と最近本気で考えています。
2022/05/15 URL 編集
naokoguide
ああ、私のブログを見てアイルランドに来たくなったなんて、なんと嬉しいお言葉でしょう!
実は私も子どもの頃、乗り物酔いがひどく、実はいまだに酔いやすいんです。添乗員時代、大型バスのど真ん前のガイド席でマイクでお話しながら乗り物酔いが急にきて…そのあとどうなったかはここには書けない…笑
今はかなり良くなりましたが、時々、サーフボードの上で波待ちしながら酔っています(笑)
ご無理のない範囲で、もしもいらっしゃれたらぜひ!当地での移動の予定をゆっくり組み、リラックスして旅をすればきっと大丈夫です。
2022/05/17 URL 編集