この週末のダブリンは、2日間とも抜けるような青空!
風はまだまだ冷たいけれど、久しぶりに太陽の「日差し」なるものを肌に感じました。
昨日はダブリン郊外のクロンドーキン(Clondalkin, Dublin 22)で、ほぼ終日過ごしました。クロンドーキンと言えば、にぎやかな現代の街並みに1000年の歴史あるラウンドタワー(Round Tower)がそびえる町。

町のど真ん中に遺跡が現存する様は、まるで「アイルランドのローマ」
ラウンドタワーとは、8~12世紀頃、修道院付属の見張りの塔または鐘楼として建造されたアイルランド独自の建造物。
当時のアイルランドは今よりも森におおわれていて見通しが悪かったため、巡礼者が聖地を目指す際の目印にもなりましたし、バイキングなど外敵が攻めてきた場合の避難所としても使用されました。
現在も国内に65塔が現存しており、壊されてなくなったものも含めると89あったと言われています。
※過去ブログ参照→
ラウンドタワーめぐり!(2016年9月)、
光と霧のラウンド・タワー(2018年8月)など
高さ27.5メートルのクロンドーキンのものは、8~9世紀に建造された、ラウンドタワーとしては初期のもの。上部が破壊されているものが多い中、とんがり屋根までしっかり現存しています。
タワーのふもとにはイースト・ヴィレッジ
(East Village @Round Tower, Colondalkin, Dublin 22)という評判のいいカフェがあり(上の写真)、友人たちとそこで集合してブランチしました。

ふわっふわっのパンケーキ!3段重ねにメイプルシロップがたっぷり、ベーコンのトッピングがどっさり♪
今年はパンケーキ・チューズデー(3月1日でした)を逃してしまったので、ずっと食べたいと思っていました。パンケーキ・チューズデーではなくサタデーとなってしまいましたが、やっと食べられて、しかもそれがおいしいパンケーキで満足♪
※パンケーキ・チューズデーの習慣については過去ブログ参照→
ロックダウン中でも…パンケーキ・チューズデー!(2021年3月)

大きな窓から日差しがさんさんと。チューリップのような模様のフラットホワイトが春を思わせます🌷
それにしても昨今のアイルランドのカフェのクオリティーの高さには、今さらながら驚かされます。
このあとやって来た友人たちは、エッグベネディクト、アボカド&エッグ、クミン風味ソースとマッシュルームのせトースト…など、いずれもおいしそうなものを食べていました。
今やこの手の気の利いたカフェはアイルランド全土にあり、どこでもおいしいコーヒーが飲める上、かつてはドラマ『Sex and the City』を見て、へぇ~、ニューヨークではこういうことするのねぇ…と憧れていた「ブランチ」が、気づけばダブリンでもすっかり習慣化していました。
でも、ラウンドタワーを眺めながらブランチするのは、ニューヨークでは望めませんね!(笑)

昨日はこのラウンドタワー前の教会で親しい友人のお母さんの葬儀がありました。93歳の大往生、生前いつも良くしていただいたので寂しいけれど、心温まる葬儀は、悲しみより、魂の国への旅立ちを祝うかのように美しいものでした
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