どうやら3月2日付けで、アイルランドは日本政府が定める「水際措置に係る指定国・地域」から外されたようですね。
情報収集の矛先がもっぱらウクライナ情勢になってしまい、日本へ帰るという方に昨日教えていただいて気がつきました。
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水際措置に係る指定国・地域一覧(2022年3月2日時点)ということは、今月より施行された水際対策の緩和措置により、アイルランドから日本へ入国する場合、ブースター接種済みであれば隔離期間ゼロ…に!
未接種の場合は7日間の自宅待機となりますが、3日目以降の自主検査による陰性証明で期間短縮が可能です。
(詳しくは
厚生労働省のサイト等を参照)
来月、
福岡での講演に合わせて一時帰国の予定がある私には、朗報。
日本もブースター接種が徐々に進んでいるとのこと、帰国後の隔離に煩わされることなく皆さんにアイルランドに来ていただける日も近いことでしょう。
アイルランドはずい分前から、ワクチン接種済みであれば入国の追加要件はほとんどなくなっていますが、唯一必要とされていたオンライン記入式のロケーター・フォームも、本日をもって撤廃されることに。
現在アイルランドにはウクライナから戦火を逃れて来る人が日々数百人単位で到着しており、その方たちの入国をスムーズにするために政府が急遽、決定したとのこと。難民だけ不必要なんてことにするとよりややこしくなりますから、これを機に一律なしにしてしまおう、というわけです。
国としての優先順位がコロナ感染防止から、ウクライナへの人道支援に完全に切りかわったということですね。
※【3/6追記】 その後のニュースで、ロケーター・フォームだけでなく、ワクチン証明の提示も不要になったと知りました!
それにしても、コロナ禍が収束に向かうのとは裏腹に、ウクライナの戦況は悲惨さを増すばかり。
これまでロシア上空を飛んで欧州~日本を行き来していた航空会社も、軒並みキャンセル、もしくは路線変更に追い込まれています。
ルフトハンザは通常よりだいぶ南を飛んでいるようですし、JALの東京~ロンドン便はなんとアンカレッジ上空を飛んで通常の3時間増しで飛行。なんとか飛ばしてくれるのはありがたいのですが、日本から直行便のないアイルランドはロングホールの飛行時間が増すと乗り継ぎに支障をきたすため、来週ダブリンにいらっしゃる予定だったお客様も来られなくなりました。ああ、またもや仕事のキャンセルが…。
旅行業界にはまだまだ試練の時が続きますが、平和な場所で暮らせているだけでありがたい。戦火を生きる人たちのニュースに励まされています。

春になると欲しくなるチューリップ。我が家の鉢植えの球根が花をつけるにはまだ時間がかかるので、切り花を買ってひと足早く楽しんでいます
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