近ごろ、ピーナッツバターにはまってます!
近所のベイカリーでふと手にしたメイド・イン・アイルランドのピーナッツバターがおいしくて、おいしくて。
家でトーストを食べる習慣がないので、ぬる先がなく、瓶から直接スプーンですくってベロ~ンと食べていますが、それもいかがなものか…と思い、ピーナッツバターたっぷりのブロンディ(Blondies)を作りました。

バター、砂糖、ピーナッツバター、卵、小麦粉などを混ぜ合わせて作る焼き菓子。四角い型で平たく焼いて、冷めたら切り分けていただきます。見た目は不格好だれど、急に思い立って作ったわりには美味しく出来て満足♪

ブロンディが出来上がっても、やっぱり瓶からすくって食べちゃう。やめられない止まらないピーナッツバター(笑)
このお菓子、ロックダウン中に友人クリスティーンが作ってくれたのが美味しくて忘れられず、自分でも作りたいと思っていたんですよね。
ブロンディという呼び名は「白いブラウニー」という意味の「ブロンド・ブラウニー(blonde brownie)」が縮まったもののよう。
確かに食感はブラウニーと同じで、ガチガチでもふわふわでもなく、「むにょ」っとしています。チョコレートで作る黒いブラウニーに対して、ピーナッツバター(またはバニラ)で作る白いブラウニー。
アメリカ発の焼き菓子で、アイルランドでもそこそこポピュラーなんですが、チョコレート・ブラウニーはどこのカフェにもあるのにブロンディはなかなかないので、手作りするしかないんですよね。
3~4種類のレシピを参照して好みで材料・分量を変えて作りましたが、混ぜて焼くだけ、超簡単。
刻んだダークチョコレートとクルミを入れましたが、クルミの苦味がちょっと違う気がしたので、ピーナッツバターなんだからピーナッツを入れた方がよかったかもしれません。
それにしても近ごろのアイルランドには、大量生産ではない、素材や製法にこだわった食材や加工食品がなんと豊富にあることでしょう。
バターやチーズ、ジャム、ナチュラルハニーはもちろん、最近では塩、オリーブオイル、ブラッドオレンジのマーマレード…といった、アイルランドでは伝統的に作られてこなかったモノまでが、こだわりの生産者により「メイド・イン・アイルランド」されていて、ちょっとおしゃれなグローサリーやカフェなどに並べられています。
私がはまっているピーナッツバターも、北アイルランドのコーズウェイ海岸に近いコーレイン(Coleraine)で作られているもの。ダブリンの自宅近所のベイカリーで買っています。
商品名は「テイスト・ジョイ(
Taste Joy)」。「喜びを味わって」という意味ですが、なんと生産者のカップルさんの名字がジョイ(喜び)さん!
ウェブサイトによると、ピーナッツバター好きの彼女のハートを射止めるために、手作りの特製ピーナッツバターを彼がプレゼントしたことが始まりだそう。ピーナッツバターが結んだ初デートからわずか3ヶ月でゴールインし、今や2人の「愛」のピーナッツバターがアイルランド中で食されることになりました、ちゃん、ちゃん。きゃ~。💓💓💓
なんて可愛らしくて、ステキな起業秘話でしょう。おいしさの秘密は「愛」のエッセンスだったんですね、納得。💓

スタンダードな「柔らかめ(Smooth)」のほかに、「固め(Chunky)」と、「ダークチョコレート&オレンジ味」あり。そして、近所のベイカリーではまだ見かけませんが、新商品として「アイリッシュ・スタウト(黒ビール)味」が出たようです。ぜひ食べてみなくては!
- 関連記事
-
コメント