昨日の仕事中、PCのスクリーンの隅っこに「Breaking(速報)」の文字が飛び込んできて、アイルランド入国に必要とされる陰性証明が近々、不要になるとのニュースが。え~、嬉しい!けれど…
オミクロン株の感染拡大ピークはまだこれからと言われているし、入院患者数、ICU患者数もそろそろ増加し始めています。
今このタイミングで水際対策を緩和していいの?と思いつつニュース記事を読み進めると、その理由がいとも明瞭に書かれていました。
昨年7月よりアイルランドは海外渡航を再開し、当初はワクチン接種済みであれば入国時の陰性証明の提示は不要とされていました。
ところが感染力の強いオミクロン株の出現により、
昨年12月3日より、ワクチン接種の有無に関わらず全入国者に陰性証明の提示が義務付けられることに。
ただこの措置は、オミクロン株の流入を抑えるための時間稼ぎの一時的なものであり、体調に問題なく、ワクチン接種済みの人はウェルカム!というアイルランドの基本は変わらず。そして、新規感染の95%がオミクロン株となった今、もはや抑制の余地はなくなり、この措置を継続する意味がなくなったので撤廃します、というロジックです。
この論理的、かつ合理的な考え方、素晴らしくないですか?
ただやみくもに対策を強化するのではなく、それを行う理由と目的が明瞭。
感染拡大しているからといって、ワンパターンの制限を繰り返し行ったりはしない。我が国はワクチン接種&ブースター接種をじゃんじゃん進めてます、予防薬の購入にも国費を充てることを決めました、だから皆さん、移動も社交も可能な暮らしを実現していきましょう!という国としての基本姿勢がぶれないところも素晴らしい。
目指すはコロナをなくすことではなく(それを待っていたら人生終わっちゃう)、コロナと共存しつつも安全に暮らすことなのですから。
海外旅行や一時帰国にあたり、渡航前はもちろん、旅先でタイミングをはかって帰国前にPCR検査を受けることの煩わしさと言ったらないですよね。時間も費用も大きな負担。それがなくなるだけで、海外渡航のハードルがぐんと低くなるというものです。
日本も一日も早く、ワクチン接種済みの入国者に対する水際対策を緩和して欲しいものです。
そんなことをツラツラ思いつつ、陰性証明が不要になる「近々」っていつのことかなあ、と思っていたら、早速に夜のニュースで「深夜0時から」と報じられ、決定して即、施行という早わざに驚き(笑)。
ということで、本日1月6日より、アイルランドへの入国は再び、
ワクチン接種済みであればPCR検査/抗原検査の陰性証明は不要になりました!
日本の皆さんにも高額なPCR検査にかける経費と時間がなくなることで、より来ていただきやすくなることでしょう。
※詳しくはこちら→
Travelling to Ireland during COVID-19(Citizens Information)
そして、来週以降には、既存のデジタルCovid証明書にブースター接種の記録がアップデイトされるというニュースも。
今後は定期的なブースター接種が行動の自由の鍵となっていくことでしょう。
【1/7追記】その後、ブースター接種のデジタル証明はのアップデイトが昨晩よりメールで送付されると報じられ、今朝早速に私の元にも届きました。速い!
※参照記事→
No Covid test needed for vaccinated travellers arriving into Ireland(RTE News)など

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